MotoGP第5戦スペインGP Moto3クラス2日目 予選
2025/04/26
MotoGP第5戦スペインGP Moto3クラス2日目、フリー走行2と予選が土曜日、スペイン南部のヘレス・サーキットで開催された。フリー走行2は、日本時間午後3時40分(現地時間午前8時40分)から30分間の予定で行なわれた。ヘレス・サーキットの最終コーナー付近の丘には、この時間すでに大勢の観客が居た。気温14度、路面温度19度、湿度86%、晴れたドライコンディション。序盤、ヴィセンテ・ペレス(KTM)が10コーナーで転倒。グラベルの砂利がコースに広がったため、コース整備のために赤旗中断。日本時間午後3時54分(現地時間午前8時54分)から、残り22分16秒が再開された。
この走行ではアドリアン・フェルナンデス(ホンダ)が1分44秒386でトップタイム。2番手ジョエル・ケルソ(KTM)1分44秒427、3番手ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)1分44秒505だった。山中琉聖(KTM)は16周目の記録1分45秒230で10番手、古里太陽(ホンダ)は11周目の1分45秒487で15番手だった。
日本時間午後7時50分(現地時間午後12時50分)から15分間で開催された予選Q1は、気温22度、路面温度40度、湿度55%、少し風が強くなったものの晴れ切ったドライコンディション。スタート前のピットレーンで転倒し、ピットに戻ったエディー・オシア(ホンダ)と8コーナーで転倒のあった二コラ・カラッロ(ホンダ)はタイム計測できず。
13コーナーで転倒があったものの、ルカ・ルネッタ(ホンダ)が2周目の1分45秒086でトップだった。2番手デニス・フォッジャ(KTM)1分45秒458、3番手コーマック・ブキャナン(KTM)1分45秒483、4番手ペレス1分45秒549の上位4名がQ2進出を果たした。
日本時間午後8時15分(現地時間午後1時15分)から15分間で争われた予選Q2は、気温22度、路面温度41度、湿度51%、晴れたドライコンディション。風は強くなかった。2周目は、ダビド・ムニョス(KTM)が1分44秒165を記録しトップに立った。3周目は1分44秒118でルエダがトップ。残り5分を切ると、タイヤ交換を済ませ、各ライダーのタイムアタックが始まりケルソが5周目1分44秒042を記録しトップへ。
前を行くコーマック・ブキャナン(KTM)のラインに腹を立てたフェルナンデスが腕を上げて怒りを顕わにしている様子もあったが、フェルナンデスはその後、転倒。ルエダは6周目に1分43秒968までタイムを縮め、トップに立つと7周目には1分43秒755まで記録を伸ばしポールポジションを獲得した。2番手はケルソ、3番手ムニョス。山中は6周目に1分44秒247を記録し6番手。古里は9番手で記録は7周目の1分44秒699。
明日、日本時間午後6時(現地時間午前11時)から19周で競われるMoto3クラス決勝は、2列目6番グリッドに山中、その後ろ3列目9番グリッドから古里がスタートする。前戦、見事に表彰台を獲得した日本人ライダー二人と、今大会はここまで転倒が多く苦戦しているホンダ勢だが、明日の決勝はどちらも期待したい。
MotoGP 第5戦スペインGP Moto3クラス2日目 予選
1 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM) 1分43秒755 (Q2)
2 ジョエル・ケルソ (KTM) 1分44秒042 (Q2)
3 ダビド・ムニョス (KTM) 1分44秒165 (Q2)
4 アンヘル・ピケラス (KTM) 1分44秒180 (Q2)
5 アルバロ・カルペ (KTM) 1分44秒207 (Q2)
6 山中琉聖 (KTM) 1分44秒247 (Q2)
7 アドリアン・フェルナンデス (ホンダ) 1分44秒511 (Q2)
8 ジェイコブ・ルールストン (KTM) 1分44秒524 (Q2)
9 古里太陽 (ホンダ) 1分44秒699 (Q2)
10 ヴァレンティン・ペローネ (KTM) 1分44秒787 (Q2)
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