アプリリア・レーシングがマルティンの状況を報告
2025/04/17
アプリリア・レーシングはカタールGP決勝で転倒し負傷したホルヘ・マルティンの状況を17日に発表した。
マルティンは複数の肋骨骨折を伴う血気胸を負い、カタールのハマド総合病院に入院しており、現在、状況を段階的に監視し、容態は緩やかながらも着実に改善しているという。
現状は肺に穴が開いて空気が漏れ、肺がしぼんだ状態だが、今後は、肺が安定して膨張することが不可欠であり、それが可能であれば、機械的吸引装置から切り離し、ドレナージ(肺に溜まった血液などを体外に排出する処置)はそのまま維持される。さらにX線検査を行なうことができれば、ドレナージの除去が可能となる。そして、安全な状況が確保され次第、ヨーロッパへと移動予定。
「支えてくれた皆さんに心から感謝する。辛い日々だったが、今は少しずつ動けるようになり、体調も良くなってきている。ただし、痛みはまだ強い。アプリリア、ファンのみなさん、そして僕を支えてくださっている皆さんに感謝したい。これからも、史上最強のライダーの一人になれるよう、戦い続ける」とマルティンはコメント。
なお、マルティンは第5戦スペインGPは欠場。テストライダーのロレンツォ・サバドーリが代役参戦することが決まっている。
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