MotoGP第4戦カタールGP Moto2クラス3日目 決勝
2025/04/14
MotoGP第4戦カタールGP Moto2クラス3日目、決勝が日曜日、カタール、首都ドーハ近郊の砂漠の中にあるルサイル・インターナショナル・サーキットで開催された。日本時間深夜0時15分(現地時間午後6時15分)から19周で開催された決勝は、気温30度、路面温度37度、湿度34%、日が暮れて、煌々と光る照明の中のドライコンディション。プラクティスで佐々木歩夢(カレックス)のイン側へ入り接触、佐々木が転倒した走行に対するペナルティーで、アロンソ・ロペス(ボスコスクロ)にはロングラップが科された。
スタートは、ポールポジションのマニュエル・ゴンザレス(カレックス)がホールショットを奪い、2番手ジェイク・ディクソン(ボスコスクロ)、3番手Moto2ルーキーのダニエル・オルガド(カレックス)、4番手アルベルト・アレナス(カレックス)、5番手デニス・オンジュ(カレックス)と続いた。3番グリッドスタートのアロン・カネト(カレックス)はスタートで前輪が浮き、11番手まで大きく順位を下げた。13番グリッドから9番手まで順位を上げたセナ・アギウス(カレックス)は、ジャンプスタートでダブルロングラップが科された。
3周目に、佐々木が転倒。スタートで遅れたカネトは、4周目には8番手まで挽回する追い上げを見せ、トップのゴンザレスは5周目、オンジュにトップを奪われると、オルガド、アレナスにも先を許し4番手まで順位を下げた。カネトはその後、ディオゴ・モレイラ(カレックス)、ディクソンもパスし、5番手へ。カネトのチームメイト、バリー・バルタス(カレックス)も、11周目には1分57秒646のレース最速ラップを記録し、モレイラと激しい7番手争いをするまで順位を上げた。後方では、10周目にホルヘ・ナバロ(フォワード)がピットイン、再スタートを切るが17周目にはリタイア。
カネトは8周目にゴンザレス、9周目オルガド、10周目アレナスも抜いて2番手まで浮上した。折り返し、12周目に入ると6番手を走行していたディクソンが13コーナーで転倒。残り5周を迎えると、0.5秒以上差のあったトップのオンジュとカネトの差は0.2秒台まで縮まっていた。その後14コーナーでオンジュがワイドに広がり、カネトがパスしトップに立つ。残り4周、一時は5番手まで順位を落としていたゴンザレスが、オルガドを抜いて3番手へ。その後方では、6番手争いとなったモレイラとバルタスのバトルが続いていた。
カネトはそのままトップを走り、最後はオンジュに1.103秒差を付けトップでチェッカー。今年、初優勝を果たした。2位でフィニッシュしたオンジュはMoto2自己最高順位。ゴンザレスが3位。4位にはオルガド、5位は接戦の末にモレイラ、6位バルタス、7位にセレスティーノ・ビエッティ(ボスコスクロ)が入り、ボスコスクロ勢トップだった。國井勇輝(カレックス)は24位完走。
年間ポイントは、優勝したカネトが25ポイント獲得し、71ポイントでポイントリーダーとなった。2番手は、今日3位に入り16ポイント獲得したゴンザレスで61ポイント。今日は転倒、ノーポイントに終わったディクソンは現在59ポイントで3番手。Moto2クラス、次戦第5戦スペインGPは、4月25日の金曜日から走行が始まる。
MotoGP 第4戦カタールGP Moto2クラス3日目 決勝
1 アロン・カネト(カレックス)
2 デニス・オンジュ(カレックス)
3 マニュエル・ゴンザレス(カレックス)
4 ダニエル・オルガド(カレックス)
5 ディオゴ・モレイラ(カレックス)
6 バリー・バルタス(カレックス)
7 セレスティーノ・ビエッティ(ボスコスクロ)
8 マルコス・ラミレス(カレックス)
9 アルベルト・アレナス(カレックス)
10 フィリップ・サラッチ(ボスコスクロ)
24 國井勇輝(カレックス)
RT 佐々木歩夢(カレックス)
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