MotoGP第1戦タイGP Moto3クラス1日目 プラクティス
2025/02/28
MotoGP第1戦タイGP Moto3クラス1日目、フリー走行1とプラクティスが金曜日、タイ、チャーン・インターナショナル・サーキットで開催された。日本時間午前11時(現地時間午前9時)から30分間で行なわれたフリー走行1は、風はあるものの晴れ渡ったドライコンディション。気温29度、路面温度36度、湿度47%。
今年から、Moto3クラスも金曜午前のフリー走行1での計測タイムは、予選Q2進出選考には含まれず、午後のプラクティスの記録上位14名がQ2進出するというルールに変更された。フリー走行1でトップタイムを記録したのは、山中琉聖(KTM)で1分40秒851。2番手ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)が1分40秒901、3番手はマッテオ・ベルテッレ(KTM)で1分40秒017。終盤で転倒のあった古里太陽(ホンダ)の記録は1分41秒829で17番手だった。
日本時間午後3時15分(現地時間午後1時15分)から30分間で始まったプラクティスは、快晴のドライコンディションが続く中、風は弱まり、気温35度、路面温度は57度まで上がった。湿度は32%。この走行では、ルーキーのグイド・ピニ(KTM)、ルシェ・モードレー(KTM)に加え、アドリアン・フェルナンデス(ホンダ)、ルカ・ルネッタ(ホンダ)、タットチャコーン・ブーシュリ(ホンダ)ら、転倒が多かった。
午前の走行で転倒のあった古里は、序盤1分42秒262のトップタイムを記録。その後、他のライダーが記録を更新したものの、開始5分過ぎに1分41秒549で再び1番手。その後は暫く、トップタイムの更新がないまま、中盤に入り、ダビド・ムニョス(KTM)が8周目に1分41秒455を記録しトップとなった。
更に、ルエダが9周目に1分41秒371まで記録を伸ばしたが、すぐにアンヘル・ピケラス(KTM)が7周目に1分41秒269まで縮めた。山中はチームメイトのピケラスとランデブー走行を続け、20分を超えた頃、1分41秒230のトップタイムを記録。
終了間際、ルエダが1分41秒191を13周目に記録しトップかと思われたが、直後、ベルテッレが14周目に1分40秒931を記録し、ただ一人1分40秒台に記録を伸ばし、トップとなった。結果、1番手ベルテッレ、2番手には終了近く13周目に1分41秒166を記録したステファノ・ネパ(ホンダ)が入り、3番手ルエダ。山中は4番手となった。古里は3周目の1分41秒549の記録で9番手。二人の日本人ライダーは、明日の予選、両選手ともQ2スタートすることが出来る。
トップから16番手のブーシュリまでのタイム差は1秒以内という僅差の結果となったプラクティスでは、14番手以内でQ2進出を果たしたホンダ車が7台。Moto3は明日、日本時間午前10時40分(現地時間午前8時40分)からフリー走行2が行なわれる。その後、日本時間午後2時50分(現地時間午後12時50分)から予選Q1、日本時間午後3時15分(現地時間午後1時15分)からは予選Q2がスタート。二人の日本人ライダーと共にホンダ勢の躍進に注目したい。
MotoGP 第1戦タイGP Moto3クラス1日目 プラクティス結果
1 マッテオ・ベルテッレ (KTM) 1分40秒931 (P)
2 ステファノ・ネパ (ホンダ) 1分41秒166 (P)
3 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM) 1分41秒191 (P)
4 山中琉聖 (KTM) 1分41秒230 (P)
5 アンヘル・ピケラス (KTM) 1分41秒261 (P)
6 アドリアン・フェルナンデス (ホンダ) 1分41秒370 (P)
7 ダビド・アルマンサ (ホンダ) 1分41秒390 (P)
8 ダビド・ムニョス (KYM) 1分41秒436 (P)
9 古里太陽 (ホンダ) 1分41秒549 (P)
10 リカルド・ロッシ (ホンダ) 1分41秒560 (P)
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