MotoGP第17戦オーストラリアGP Moto3クラス3日目 決勝結果
2024/10/20
MotoGP第17戦オーストラリアGP Moto3クラス3日目、決勝が日曜日、オーストラリア、フィリップ・アイランドで開催された。日本時間午前9時(現地時間午前11時)から21周で開催された決勝は、気温15度、路面温度29度、湿度79%、昨日に比べたら風もなく、雲はあるものの晴れ渡ったドライコンディション。
ポールポジションスタートのイバン・オルトラ(KTM)が好スタートでトップに立ったのは束の間、ダビド・ムニョス(KTM)、ステファノ・ネパ(KTM)がオルトラの前へ。ジョエル・ケルソ(KTM)、エイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)、ダビド・アロンソ(CFMOTO)、コリン・ベイヤー(ハスクバーナ)、スコット・オグデン(ホンダ)、古里太陽(ホンダ)、アンヘル・ピケラス(ホンダ)と続くトップ10。10番手以降もトップ集団の混戦に入る密集戦で始まった。
2周目、昨日の予選でのスロー走行のためダブルロングラップを科されているネパがロングラップへ入り、順位を大きく落とす。トップは地元オーストラリア人のケルソ、続いてムニョスとBOEモータースポーツのワンツーになった。ダビド・アルマンサ(ホンダ)は6コーナーで転倒。3周目には、スコット・オグデン(ホンダ)が9コーナーで転倒。
5周目にはトップ集団の先頭にフェルナンデスが立つ。12コーナーではフィリッポ・ファリオリ(ホンダ)が転倒。6周目には、トップがオルトラ、古里が一時2番手まで順位を上げた。7周目4コーナーでは二コラ・カラッロ(KTM)が転倒。8周目に入ると、アロンソがトップへ。折り返しに近付く10周目に入ると、アロンソ、オルトラ、ムニョス、鈴木竜生(ハスクバーナ)、オルガド、フェルナンデス、ベイヤー、ケルソ、古里、ピケラス、ジェイコブ・ルールストン(ガスガス)、山中琉聖(KTM)と続き、激しいトップ集団の争いは続いていた。
12周目には、ピケラス、ベイヤー、オルトラの絡む接触があり、ベイヤーとオルトラは4コーナーで転倒。再スタートを切るが、二人はリタイア。レース後、ベイヤーとオルトラはピットで会話し、握手、和解した様子だった。14周目も激しいトップ争いが続き、先頭がフェルナンデス、2番手オルガド、アロンソ、山中、ムニョス、ピケラス、ルカ・ルネッタ(ホンダ)、ネパ、ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)、古里、鈴木の順に。
残り5周の17周目には、アロンソが再びトップへ。アロンソはそのまま後続を離し、トップでチェッカー。2番手争いは最終ラップまでもつれ、2位オルガド、3位はオルガドと0.003秒差でフェルナンデス。ロングラップをこなしたネパが4位で、フェルナンデスとの差は0.018。5位のムニョスとネパの差は0.015という僅差だった。
山中はムニョスから0.405秒後にチェッカーを受けて6位。山中から0.026秒後にチェッカーで古里が7位。鈴木は15位で1ポイント獲得した。ポイントランキングは、山中106ポイント10番手、古里97ポイント11番手、鈴木82ポイント13番手となっている。
優勝したアロンソは、軽量級11勝目で、1997年のバレンティーノ・ロッシが記録した年間最多勝利数と並び、表彰台では、1997年に11勝目を決めてロッシが表彰台で行なった頭に包帯を巻いたパフォーマンスを真似して、ロッシに敬意を表していた。次回、第18戦タイGPは、来週金曜日、10月25日に走行が始まる。
MotoGP 第17戦オーストラリアGP Moto3クラス 3日目 決勝結果
1 ダビド・アロンソ (CFMOTO)
2 ダニエル・オルガド (ガスガス)
3 エイドリアン・フェルナンデス (ホンダ)
4 ステファノ・ネパ (KTM)
5 ダビド・ムニョス (KTM)
6 山中琉聖 (KTM)
7 古里太陽 (ホンダ)
8 ルカ・ルネッタ (ホンダ)
9 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM)
10 アンヘル・ピケラス (ホンダ)
15 鈴木竜生 (ハスクバーナ)
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