MotoGP第17戦オーストラリアGP Moto2クラス2日目 予選結果
2024/10/19
MotoGP第17戦オーストラリアGP Moto2クラス2日目、予選が土曜日、オーストラリア、フィリップ・アイランドで開催された。日本時間午前7時15分(現地時間午前9時15分)から30分間で開催されたP2は、気温12度、路面温度13度、湿度85%、風も強く曇ったウェットコンディション。
開始まもなく、ジョー・ロバーツ(カレックス)が2コーナーで転倒し、ロバーツはこの後、手首骨折が判明、今大会を離脱した。その後も小椋藍(ボスコスクーロ)が1コーナーで転倒するなど、寒さの中、徐々に路面が乾き出す難しいコンディションだった。
この走行トップは、オーストラリアのレジェンドライダー、ケイシー・ストーナーのトリビュートヘルメットで参戦のセナ・エイジアス(カレックス)で1分42秒635。2番手トニー・アルボリーノ(カレックス)1分43秒223、3番手ダリン・ビンダー(カレックス)1分43秒315。佐々木歩夢(ハスクバーナ)は1分45秒534で13番手、転倒した小椋は記録が残らなかった。Moto2クラスは全員P2でP1の記録を上回ることはなく、P1の結果14番手までがQ2スタート。
日本時間午前11時45分(現地時間午後1時45分)から15分間で行なわれたQ1は、気温14度、路面温度30度、湿度79%、曇ったドライコンディション。午前中P2でトップタイムを記録した地元オーストラリア人のエイジアスが、8周目、最終ラップで1分31秒586の歴代コース記録で1番手となった。2番手デニス・フォッジャ(カレックス)1分31秒792、3番手に佐々木が入り1分31秒794。トップ3は去年フェルミン・アルデゲール(ボスコスクーロ)が記録した1分31秒388のコース記録を更新した。4番手バリー・バルタス(カレックス)1分32秒357、以上4名がQ2進出。
続いて日本時間午後12時10分(現地時間午後2時10分)から15分間で競われたQ2は、気温14度、路面温度28度、湿度81%、曇りのドライコンディション。強いときは風速20km/hを超える強風が吹いていた。中盤でアルデゲールは7周目に1分31秒242を記録して、再び歴代コースラップを更新。残り2分を切って、アロン・カネト(カレックス)が6周目の記録でトップに。7周目で1分31秒072まで記録を更新。その後、アルデゲールが再び10周目に1分30秒876までタイムを縮め、Moto2クラス初めての1分30秒台でポールポジションを獲得した。
2番手カネト、3番手にアロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)1分31秒144。小椋は7周目の1分31秒455で9番手、佐々木は8周目1分31秒769を記録して14番手。明日、日本時間午前10時15分(現地時間午後12時15分)から23周で争われる決勝は、小椋3列目9番、佐々木5列目14番グリッドスタート。
年間ポイントは、小椋が2番手以降と76ポイント以上差を作ればチャンピオンとなる。60ポイント差2番手のセルジオ・ガルシア(ボスコスクーロ)は6列目16番グリッド、65ポイント差3番手のロペスがフロントロー3番グリッド、72ポイント差4番手のカネトは2番グリッド。75ポイント差5番手のロバーツは欠場。ロバーツと同点6番手のマニュエル・ゴンザレス(カレックス)は2列目6番グリッドスタートでも、ロングラップペナルティーが科されている。そして78ポイント差7番手のアルデゲールがポールポジションスタート。
チャンピオンシップの行方はまだまだ分からない。
MotoGP 第17戦オーストラリアGP Moto2クラス 予選結果
1 フェルミン・アルデゲール(ボスコスクーロ) 1分30秒876 (Q2)
2 アロン・カネト(カレックス) 1分31秒072 (Q2)
3 アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ) 1分31秒144 (Q2)
4 マルコス・ラミレス(カレックス) 1分31秒168 (Q2)
5 バリー・バルタス(カレックス) 1分31秒413 (Q2)
6 マニュエル・ゴンザレス(カレックス) 1分31秒420 (Q2)
7 ディオゴ・モレイラ(カレックス) 1分31秒426 (Q2)
8 アルベルト・アレナス(カレックス) 1分31秒452 (Q2)
9 小椋藍(ボスコスクーロ) 1分31秒455 (Q2)
10 ジェイク・ディクソン(カレックス) 1分31秒576 (Q2)
14 佐々木歩夢(カレックス) 1分31秒769 (Q1)
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