MotoGP第17戦オーストラリアGP Moto3クラス1日目 フリー走行結果
2024/10/18
MotoGP第17戦オーストラリアGP Moto3クラス1日目、フリー走行が金曜日、オーストラリア、フィリップアイランドで開催された。日本時間午前6時45分(現地時間午前8時45分)から開催されたフリー走行は、気温18度、路面温度17度、湿度88%、小雨の降るレインコンディションで35分間行なわれた。
開始ほどなく、2コーナーから4コーナーにかけて、アンヘル・ピケラス(ホンダ)とダビド・ムニョス(KTM)が接触を交えるバトルになり、二人にはコンタクトワーニングが出された。小雨の降るコンディション下の走行で、転倒、コースアウトが多かった。
この走行では、日本GPでチャンピオンを決定したダビド・アロンソ(CFMOTO)が1分44秒888を記録しトップタイム。2番手はピケラス1分44秒906、3番手マッテオ・ベルテッレ(ホンダ)1分45秒456。
山中琉聖(KTM)は1分46秒347で10番手、古里太陽(ホンダ)は1分46秒360で11番手、鈴木竜生(ハスクバーナ)は1分46秒483で12番手と続いた。走行後にエンジンストールしたチームメイトのコリン・ベイヤー(ハスクバーナ)を鈴木が押してピットへ向かう姿があった。
MotoGPクラスのフリー走行が天候不良でキャンセルとなり、日本時間午前11時15分(現地時間午後1時15分)から始まったP1では、青空も見え始めた。気温19度、路面温度27度、湿度90%、部分的には雲も多いウェットコンディション。場所によっては水しぶきが上がる程のウェットな状況で35分間が始まった。開始5分前後に古里は4コーナーでハイサイド。
その後もルカ・ルネッタ(ホンダ)やリカルド・ロッシ(KTM)、フィリッポ・ファリオリ(ホンダ)など4コーナーでは多くが転倒した。後半に入ると、路面は徐々に乾いた場所も出来て、難しいコンディションが続き、4コーナーに限らず、タットチャコーン・ブーシュリ(ホンダ)が5コーナー、ステファノ・ネパ(KTM)が11コーナー、二コラ・カラッロ(KTM)が6コーナーと、午前に続き転倒が多かった。
このセッションでは、ピケラスが開始16分過ぎ8周目に1分44秒949を記録し、1分44秒台ただ一人でトップ記録となった。2番手のアロンソとは1秒以上差が開いた。2番手はアロンソで8周目に記録した1分45秒991。3番手は9周目に1分47秒062を記録したエイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)。4番手ダビド・アルマンサ(ホンダ)で1分47秒111、5番手はベルテッレで1分47秒153。アロンソを除くトップ5をホンダ勢で占めた。
古里は7周目の1分48秒044で12番手、鈴木は7周目1分48秒190で13番手、山中は4周目の1分49秒505で23番手。この結果と明日の午前に行なわれるP2の総合14番手以内は、予選Q2からスタートが出来る。2025年からは、Moto2、Moto3クラスもMotoGP同様、土曜日午前の走行がQ2選考には含まれなくなる発表があり、土曜日午前のP2でタイムを競う姿が観戦出来るのは当面のところ、今シーズンの残り4戦となった。
明日は日本時間午前6時30分(現地時間午前8時30分)からP2が始まる。土曜日早朝から是非、日本人ライダー並びにホンダ勢の応援を楽しみたい。
MotoGP 第17戦オーストラリアGP Moto3クラス1日目 フリー走行結果
1 アンヘル・ピケラス (ホンダ) 1分44秒949 (P1)
2 ダビド・アロンソ (CFMOTO) 1分45秒991 (P1)
3 エイドリアン・フェルナンデス (ホンダ) 1分47秒062 (P1)
4 ダビド・アルマンサ (ホンダ) 1分47秒111 (P1)
5 マッテオ・ベルテッレ (ホンダ) 1分47秒153 (P1)
6 ダビド・ムニョス (KTM) 1分47秒659 (P1)
7 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ) 1分47秒692 (P1)
8 ステファノ・ネパ (KTM) 1分47秒801 (P1)
9 ルカ・ルネッタ (ホンダ) 1分47秒833 (P1)
10 ジョエル・ケルソ (KTM) 1分47秒952 (P1)
12 古里太陽 (ホンダ) 1分48秒044 (P1)
13 鈴木竜生 (ハスクバーナ) 1分48秒190 (P1)
23 山中琉聖 (KTM) 1分49秒505 (P1)
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