全日本RR第7戦岡山【ST1000決勝】國井勇輝が勝ってチャンピオンを決める

2024/09/29

左から、2位の羽田、優勝した國井、3位の國峰

　全日本ロードレース第7戦岡山のST1000クラスは國井勇輝（SDG Team HARC-PRO.）が優勝した。

　朝から広がっていた薄雲の間から日が射してきた午後。12時40分にST1000決勝がスタート。ホールショットを奪ってリードしたのは羽田大河（AstemoHondaDreamSIRacing）。國井が背後にピタリとつけて周回を開始。そこに岩戸亮介（Kawasaki Plaza Racing Team）、荒川晃大（MOTOBUM HONDA）、國峰啄磨（TOHO Racing）と続く。

　6周目。國峰が3番手に浮上すると、猛然とトップ2台を追い始めた。

　7周目。國井がトップに浮上するシーンもあったが、ゴールラインでは羽田が前という息をのむ攻防が続く。ここに國峰が加わり、3台での激戦がスタート。岩戸、荒川もこの3台に離されずについていく。これを井手翔太（AKENO SPEED・RC KOSHIEN）、豊島怜（DOGFIGHTRACING JDS）が追いかける。

　10周目。國井がトップで戻ってきてリーダーボードのトップに名前を掲げる。今度は國井が羽田を引き連れて周回を重ねる。國峰は2台から少し離され始め、岩戸は単独4番手走行の様相。

　レース終盤は國井と羽田の完全なる一騎打ちに突入。残り2周。羽田が勝負を仕掛けるがマシンが暴れ、逆に國井との差を広げてしまう。最後は周回遅れを挟んでの激闘。これを國井が制し、今季4勝目を飾ると共にタイトルをも獲得した。