MotoGP第15戦インドネシアGP MotoGPクラス2日目 スプリント結果
2024/09/28
MotoGP第15戦インドネシアGP MotoGPクラス2日目、スプリントが土曜日、インドネシア、プルタミア・マンダリカ・サーキットで開催された。日本時間午後4時(現地時間午後3時)から13周で開催されたスプリントは、気温29度、路面温度60度、湿度73%、晴れたドライコンディション。風速15km/hの強い風が吹くときもあった。グランドスタンドはほぼ満席の様子だった。
タイヤ選択は、マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)、フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)、アレックス・リンス(ヤマハ)、ルカ・マリーニ(ホンダ)は前後ソフト。それ以外は前ハード後ソフトを選択していた。
ポールポジションスタートのホルヘ・マルティン(ドゥカティ)が好スタートでホールショット。その後ろに、アウト側からベゼッキ、ペドロ・アコスタ(KTM)の前に出たバニャーヤが続いた。3番手以降は、ベゼッキ、アコスタ、12番手から鋭くインを抜けてきたマルク・マルケス(ドゥカティ)、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、ジャンアントニオ、モルビデリ、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)、リンス、ヨハン・ザルコ(ホンダ)と続いた。
1周目16コーナーでマルティンは転倒、再スタートするが最後尾まで順位を落とす。後方ではジョアン・ミル(ホンダ)が転倒リタイア。その後ラウル・フェルナンデスも10コーナーで転倒、再スタート。トップとなったバニャーヤは、アコスタとベゼッキで2番手を争っていた序盤0.7秒以上離れるが、3周目以降、ベゼッキがバニャーヤよりも速いペースで追っていた。3周目には、マルク・マルケスがアコスタの前に出て3番手。
折り返し7周目、ベゼッキが10コーナーでバニャーヤと接触しそうになり、避けるために膨らみ、マルク・マルケスとバスティアニーニに先を許す。その後方では6番手を争っていたモルビデリとクアルタラロの接触があり、クアルタラロは順位を落とす。更に後方では、最後尾まで順位を落としていたマルティンが15番手まで再び順位を上げていた。
バニャーヤ、マルク・マルケス、バスティアニーニのトップ3は、0.3秒前後の差で走行を続け、残り3周を切るとバスティアニーニがマルク・マルケスに徐々に近づき残り2周でバスティアニーニはマルク・マルケスを抜いて2位に浮上。後方ではアウグスト・フェルナンデス(KTM)が転倒リタイア。バスティアニーニはバニャーヤも追い上げた。
バニャーヤは逃げ切ってトップでチェッカー。バスティアニーニは0.107秒差の2位。3位はマルク・マルケス、4位ベゼッキ、5位モルビデリ、6位アコスタ、7位ビニャーレス、8位ザルコ、9位ジャンアントニオ。9位までがポイント獲得。マルティンは最終10位まで順位を取り戻したがポイント獲得は出来なかった。中上貴晶(ホンダ)は17位完走。
表彰台後には、観客席の金網越しに観客にもシャンパンをかけに行くトップフィニッシュ3人の姿があった。この結果を受けて、ポイントランキングは1番手マルティン341ポイント、2番手バニャーヤ329ポイントで二人の差は再び12ポイントまで縮まった。3番手バスティアニーニは291ポイントまでポイントを伸ばした。4番手には288ポイントでマルク・マルケスが居る。
明日、決勝は日本時間午後4時(現地時間午後3時)から27周で開催される。
MotoGP 第15戦インドネシアGP MotoGPクラス2日目 スプリント結果
1 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
2 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
3 マルク・マルケス(ドゥカティ)
4 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
5 フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)
6 ペドロ・アコスタ(KTM)
7 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
8 ヨハン・ザルコ(ホンダ)
9 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
10 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
11 ジャック・ミラー(KTM)
12 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
13 ブラッド・ビンダー(KTM)
14 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
15 アレックス・リンス(ヤマハ)
16 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
17 中上貴晶(ホンダ)
18 ルカ・マリーニ(ホンダ)
19 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
RT アウグスト・フェルナンデス(KTM)
RT ジョアン・ミル(ホンダ)
こんな記事も読まれています