ウエットのレースをアントネッリが制す (MotoGP第15戦GP Moto3 決勝)
2015/10/11
MotoGP第15戦日本GP、Moto3クラスは、栃木県のツインリンクもてぎで決勝レースを行ない、ニッコロ・アントネッリ(ホンダ)が優勝した。
Moto3クラスの決勝は天候不良によるスケジュールディレイの影響を受けて、当初の20周から13周に減算されて、気温19度、路面温度22度のウエットコンディションで争われた。好スタートを切ったアントネッリは、レース序盤から後続との差を広げ、3周目には2番手以下に3秒のリードを取る。その後もその差を広げたアントネッリはトップを独走。レース終盤には2番手のミゲール・オリベイラ(KTM)が差を縮めるが、背後に迫ることはできず、アントネッリがチェコGPに続いて、今シーズン2勝目をマークした。
オリベイラが単独2位に続き、3位をブラッド・ビンダー(KTM)とイサック・ビニャーレス(KTM)が争ったが、ビンダーは3位走行中の11周目に5コーナーで転倒、ビニャーレスも残り2周のヘアピンで転倒を喫し、その間にホルヘ・ナバーロ(ホンダ)が先行され、ナバーロが3位に入賞。ビニャーレスは再スタートして4位でチェッカーを受けた。
5位にズルファミ・カイルディン(KTM)が続き、スタートで出遅れたダニー・ケント(ホンダ)は終盤の追い上げで、タイトル争いのライバルであるエネア・バスティアニーニ(ホンダ)を交わして6位に入賞。バスティアニーニは7位でゴールとなり、二人のポイント差は残り3戦で56ポイントとなった。
8位にカレル・ハニカ(KTM)、9位にジョン・マクフィー(ホンダ)、10位にエフレン・バスケス(ホンダ)が入賞。鈴木 竜生(マヒンドラ)は中盤すぎには10番手までポジションを上げたが、その後、かわされて13位でゴールし、今シーズン2度目のポイントを獲得した。ワイルドカード参戦の栗原 佳祐(ホンダ)は25位。尾野 弘樹(ホンダ)はスタート直後からトップ争いに加わり、2番手に浮上していたが、2周目の4コーナーで転倒を喫しリタイアとなった。水野 涼(ホンダ)は2周目に転倒リタイア。ポールスタートのロマーノ・フェナティ(KTM)は3周目の3コーナー進入で転倒を喫し、再スタートしたものの28位完走に留まった。
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