MotoGP第14戦エミリア-ロマーニャGP Moto2クラス1日目、フリー走行が金曜日、イタリア、ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェッリで開催された。サンマリノGPまでMoto2クラスで参戦していたボ・ベンスナイダー(カレックス)は、プレイカノス・レーシング・チームとの信頼を失いチームを辞任したため、参戦していない。残りのシーズンは、ワイルドカードで既に今シーズン何度か同チームから参戦していたダニエル・ムニョス(カレックス)が今大会から参戦する。

　日本時間午後4時50分(現地時間午前9時50分)から40分で始まったフリー走行は、気温20度、路面の温度19度、湿度81％、雲の多いウェットコンディション。Moto3が行なわれた時間以上に雲は増えている様子だった。セルジオ・ガルシア(ボスコスクーロ)、ダリン・ビンダー(カレックス)、小椋藍(ボスコスクーロ)、フィリップ・サラッチ(カレックス)の4名は走行しなかった。

　この走行トップタイムを記録したのは、アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)で1分39秒682。2番手トニー・アルボリーノ(カレックス)は1分39秒797、３番手マニュエル・ゴンザレス(カレックス)1分40秒030だった。佐々木歩夢(カレックス)は10番手1分41秒733。

　日本時間午後9時5分(現地時間午後2時5分)から40分間行なわれたP2は、気温24度、路面温度34度、湿度61％、部分的には雲があるドライコンディション。強いときには風速14km/hの強風の中で走行となった。開始間もなく、1分37秒530のトップタイムを記録したロペスが2コーナーで転倒。

　その後、フェルミン・アルデゲール(ボスコスクーロ)、バリー・バルタス(カレックス)、マニュエル・ゴンザレス(カレックス)、トニー・アルボリーノ(カレックス)が順番にロペスの記録を更新して行った。中盤には、小椋が13周目に1分35秒870のトップタイムを記録。終盤、アルボリーノが13周目に1分35秒568、14周目は1分35秒386まで記録を縮めてトップとなった。残り2分頃には、佐々木とジャウメ・マシア(カレックス)が転倒。イエローフラッグのためタイム更新が出来なかったライダーも居た。

　結果は1番手アルボリーノ、2番手にはアロン・カネト(カレックス)が入り1分35秒777、3番手ディオゴ・モレイラ(カレックス)1分35秒795。小椋は6番手となり1分35秒825まで記録を縮めた。佐々木は21番手で1分36秒721。

　明日、日本時間午後4時25分(現地時間午前9時25分)から30分間行なわれるP2と合わせた上位14名は予選Q2スタートが出来る。Moto2クラスの予選は日本時間午後8時45分(現地時間午後1時45分)からQ1、日本時間午後9時10分(現地時間午後2時10分)からQ2が始まる。小椋、佐々木が無事に、見事に、Q2スタート出来るように応援したい。

MotoGP 第14戦エミリア-ロマーニャGP Moto2クラス1日目 フリー走行結果
1 トニー・アルボリーノ(カレックス) 1分35秒386 (P1)
2 アロン・カネト(カレックス) 1分35秒777 (P1)
3 ディオゴ・モレイラ(カレックス) 1分35秒795 (P1)
4 フェルミン・アルデゲール(ボスコスクーロ) 1分35秒800 (P1)
5 ジョー・ロバーツ(カレックス) 1分35秒809 (P1)
6 小椋藍(ボスコスクーロ) 1分35秒825 (P1)
7 マニュエル・ゴンザレス(カレックス) 1分35秒880 (P1)
8 マルコス・ラミレス(カレックス) 1分35秒947 (P1)
9 デニス・フォッジャ(カレックス) 1分35秒970 (P1)
10 ジェイク・ディクソン(カレックス) 1分35秒996 (P1)
21 佐々木歩夢(カレックス) 1分36秒721 (P1)