全日本RR第5戦もてぎ2&4【JSB1000決勝】水野涼がドゥカティでJSB初優勝!!

2024/08/25

左から、2位の中須賀、優勝した水野、3位の岡本

　全日本ロードレース第5戦もてぎ2&4は水野涼（DUCATI Team KAGAYAMA）が優勝した。

　昨日に引き続き不安定な空模様になった決勝日。ときおり日が射していたものの湿度が高く、観客もライダーも汗をにじませながらのレーススタートとなった。

　ホールショットを奪ったのは野左根航汰（Astemo HondaDream SI Racing）。ポールシッターの水野涼（DUCATI Team KAGAYAMA）、中須賀克行（YAMAHA FACTORY RACING TEAM）、岡本裕生（YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2）と続き、あっという間に4台でトップ集団を形成。

　高いストレートスピードを生かしてオープニングラップで首位奪取したのは水野。後方で野左根と中須賀の2位争いが勃発。その間に水野は逃げを打つ。

　5周目に中須賀が野左根を捕らえて2番手浮上。1秒以上のアドバンテージを築いた水野を追いかけ始める。野左根は今度は岡本との3位争いに突入。7周目に岡本が前に出る。

　9周目。6番手を走行していた長島哲太（DUNLOP Racing Team with YAHAGI）にトラブルが発生。マシンを止めてしまう。

　水野は中須賀との差を広げながらトップを快走。中須賀の背後には岡本が迫る。野左根はこの2位争いから離されて単独4番手で周回を重ねる。

　レース終盤。水野は5秒ものアドバンテージを築いて一人旅。岡本は中須賀に2位争いを挑む。一時はコンマ2秒まで迫るが、中須賀はすぐにその差を広げ、隙を見せない。

　水野は最後まで快走。ドゥカティでの全日本JSB1000クラス初優勝。全日本最高峰クラス史上初の外国メーカー優勝という偉業を成し遂げた。2位争いは中須賀が制した。