MotoGP第8戦オランダGP では、MotoEシリーズ第5戦が併催された。日本時間午後3時30分(現地時間午前8時30分)と日本時間午後7時40分(現地時間午後12時40分)からそれぞれ15分間のフリー走行が行なわれた。

MotoGP 第8戦オランダGP MotoEクラス1日目フリー走行結果
1 ジョルディ・トーレス (ドゥカティ) 1分39秒965 (P2)
2 エクトル・ガルゾ (ドゥカティ) 1分39秒965 (P2)
3 アレッサンドロ・ザッコーネ (ドゥカティ) 1分40秒005 (P2)
4 二コラ・スピネッリ (ドゥカティ) 1分40秒039 (P2)
5 ミケール・ポンス (ドゥカティ) 1分40秒239 (P2)
6 マッティア・カサデイ (ドゥカティ) 1分40秒261 (P2)
7 アンドレア・マントヴァーニ (ドゥカティ) 1分40秒303 (P2)
8 エリック・グラナド (ドゥカティ) 1分40秒346 (P2)
9 オスカー・グティエレス (ドゥカティ) 1分40秒348 (P2)
10 ルーカス・トゥロビッチ (ドゥカティ) 1分40秒533 (P2)

　MotoGPプラクティス終了後、日本時間の深夜12時5分(現地時間午後5時5分)からMotoEクラス予選が始められた。気温21度、路面温度38度、湿度49％、部分的に曇ったドライコンディション。

　予選Q1は、フリー走行総合9番手以下のライダーで10分間争われる。この予選には、WCR(Women’s Circuit Racing)にも参戦し、そちらではヤマハR7で走っているマリア・エレーラ(ドゥカティ)。イタリア選手権ではスズキ、スパ8時間耐久ではホンダ、鈴鹿8時間耐久ではBMWで走るケビン・マンフレディ―(ドゥカティ)などが居る。

　Q1トップタイムはケビン・ザンノーニ(ドゥカティ)1分39秒853だった。2番手は前戦のイタリアGPでの転倒の怪我が治りきっていないルーカス・トゥロビッチ(ドゥカティ)が拳闘して1分39秒969。以上2名はQ2へ進出する。3番手は現在ポイントランキング3番手のルーキー、オスカー・グティエレス(ドゥカティ)1分40秒025。Q2進出が叶わなかった。

　Q1に続いて日本時間深夜12時25分から10分間行なわれたQ2は、気温21度、路面温度37度、湿度49％、一部曇ったドライコンディション。序盤は、エリック・グラナド(ドゥカティ)が2周目に1分40秒152を記録しトップに立つ。後半、ジョルディ・トーレス(ドゥカティ)が1分40秒113でグラナドを更新。更に、Q1スタートのザンノーニが1分40秒015を記録しトップに立つ。残り2分を切ると、エクトル・ガルゾ(ドゥカティ)が1分39秒782と39秒台を記録した。ほどなく、アレッサンドロ・ザッコーネ(ドゥカティ)が1分39秒444の歴代コースラップレコードを樹立。

　終盤、アンドレア・マントヴァーニ(ドゥカティ)が激しいクラッシュでイエローフラッグが出された影響もあり、ザッコーネはそのままポールポジションを獲得した。2番グリッドがガルゾ、3番グリッドはザンノーニ。ポイントリーダーのマッティア・カサデイ(ドゥカティ)は9番グリッドスタート。

　明日は日本時間午後7時15分(現地時間午後12時15分)からレース1、日本時間午後11時10分(現地時間午後4時10分)からレース2がそれぞれ7周で開催される。ポイントリーダーのカサデイと2番手ザッコーネは僅か6ポイント差。明日のレース次第ではトップの入れ替わりも考えられるMotoEクラスも是非、楽しみたい。


MotoGP 第8戦オランダGP MotoEクラス1日目予選結果
1 アレッサンドロ・ザッコーネ (ドゥカティ) 1分39秒444 (Q2)
2 エクトル・ガルゾ (ドゥカティ) 1分39秒782 (Q2)
3 ケビン・ザンノーニ (ドゥカティ) 1分40秒015 (Q2)
4 ジョルディ・トーレス (ドゥカティ) 1分40秒108 (Q2)
5 二コラ・スピネッリ (ドゥカティ) 1分40秒150 (Q2)
6 エクトル・ガルゾ (ドゥカティ) 1分40秒152 (Q2)
7 ルーカス・トゥロビッチ (ドゥカティ) 1分40秒407 (Q2)
8 ミケール・ポンス (ドゥカティ) 1分40秒419 (Q2)
9 マッティア・カサデイ (ドゥカティ) 1分40秒707 (Q2)
10 アンドレア・マントヴァーニ (ドゥカティ) 1分41秒248 (Q2)