MotoGP第7戦 イタリアGP Moto2クラス3日目 決勝結果
2024/06/02
MotoGP第7戦イタリアGP Moto2クラス3日目、決勝が日曜日、イタリア、ムジェロ・サーキットで開催された。Moto3クラスの赤旗中断などによる時間の変更があり、Moto2クラスは日本時間午後7時30分(現地時間午後12時30分)から、予定より7周減り、12周で争われることになった。そのため、全ライダーがソフトリアタイヤを装着して始まった。
気温22度、路面温度33度、湿度47%、山の方面には雲が多いものの、風もほとんどなく、晴れたドライコンディション。テントなどを張り、昨夜から楽しんでいる観客も含め、多くの観衆が見守る中でスタートした。昨日のQ2に首の痛みで出場できなかったフェルミン・アルデゲール(ボスコククーロ)は、出場可能と判断され、Q2進出最後尾の18番手からスタート。
ポールポジションスタートのジョー・ロバーツ(カレックス)が好スタートでホールショット。アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)、ダリン・ビンダー(カレックス)、小椋藍(ボスコスクーロ)、マニュエル・ゴンザレス(カレックス)、セルジオ・ガルシア(ボスコスクーロ)、マルコス・ラミレス(カレックス)、アロン・カネト(カレックス)、マッシモ・パッシーニ(ボスコスクーロ)、デニス・オンジュ(カレックス)のトップ10で続いた。
30番手スタートのアレックス・エスクリグ(フォーワード)は、ジャンプスタートでダブルラップが科された。序盤から激しいロバーツとロペスのトップ争いは、3周目にロペスがトップを奪う。5周目、4コーナーでアルデゲールとジェレミー・アルコバ(カレックス)が絡む事故で両者、リタイア。先頭集団は、ゴンザレスがロバーツの前に出て2番手。
6周目、フィリップ・サラッチ(カレックス)が転倒、再スタート。4番手に着けていたビンダーは8コーナーで転倒リタイア。トップ集団はロペス、ゴンザレス、ロバーツ、カネト、ガルシア、小椋が約1秒差の中で激しく争っていた。7周目には、ロバーツが再びゴンザレスの前に出た。後方ではイエローフラッグ中の追い越しで、トニー・アルボリーノ(カレックス)が1ポジション下げるペナルティーを科された。
9周目、ホームストレートから1コーナーでゴンザレス、カネトがロペス、ロバーツを抜いて1番手2番手。カネトは更にゴンザレスを抜いてトップに立つ。10周目に入り1コーナーにかけては、再びロバーツがトップへ。ゴンザレス、カネト、ロペス、小椋と続く。転倒後、再スタートしていたサラッチはピットへ。
11周目には、ロペスがカネトを抜いて3番手。4コーナーでは24番手を走行していた佐々木歩夢(ハスクバーナ)が転倒リタイア。最終ラップにかけて、小椋とガルシアがカネトを抜いて、トップのロバーツとゴンザレスも順位を入れ替える激しい戦いを続けた。最終チェッカーをトップで受けたのはロバーツ、2位ゴンザレス、3位ロペス、4位ガルシア、5位小椋。ロバーツとガルシアの差は0.067だった。パッシーニは最終ラップで転倒後、再スタート完走した。
この結果によって、ポイントランキングは1番手ガルシア122、2番手ロバーツ115、3番手に小椋で99ポイント。今シーズン初優勝のアメリカ人ロバーツは、インタビューの終わりにムジェロのファンへ「グラッチェ」とイタリア語で喜びを伝えた。既に来シーズンMotoGP昇格を決めているアルデゲールも居るMoto2、それぞれの去就も含め、次戦オランダGP以降、Moto2にも注目が集まる。
MotoGP 第7戦イタリアGP Moto2クラス3日目 決勝結果
1 ジョー・ロバーツ(カレックス)
2 マニュエル・ゴンザレス(カレックス)
3 アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)
4 セルジオ・ガルシア(ボスコスクーロ)
5 小椋藍(ボスコスクーロ)
6 アロン・カネト(カレックス)
7 セレスティーノ・ビエッティ(カレックス)
8 イザン・グエバラ(カレックス)
9 ソムキャット・チャントラ(カレックス)
10 マルコス・ラミレス(カレックス)
RT 佐々木歩夢(カレックス)
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