MotoGP第7戦イタリアGP Moto3クラス3日目 決勝結果
2024/06/02
MotoGP第7戦イタリアGP Moto3クラス3日目、決勝が6月2日、イタリア、ムジェロ・サーキットで開催された。日本時間午後6時(現地時間午前11時)から、一部雲はあるものの、晴れたドライコンディション。気温21度、路面温度32度、湿度52%。
17周の予定で始まったレースのスタートは、ダビド・アロンソ(CFMOTO)がホールショット。すぐ後ろにイバン・オルトラ(KTM)、3番手に好スタートでポジションを上げた古里太陽(ホンダ)。続いてコリン・ベイヤー(ハスクバーナ)、ジェイコブ・ルールストン(ガスガス)、ダニエル・オルガド(ガスガス)、ルカ・ルネッタ(ホンダ)、ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)、ジョエル・ケルソ(KTM)、ダビド・ムニョス(KTM)の順で始まった。
スタートから混戦が続いた4周目9コーナー、フィリッポ・ファリオリ(ホンダ)とザビ・ズルトゥザ(KTM)が接触し、激しくコース上でクラッシュ。後続はかろうじて避けたものの、トラック改修のため赤旗中断。この周に鈴木竜生(ハスクバーナ)も転倒。そのため鈴木は遅れたものの、全員ピットに戻り、日本時間午後6時23分(現地時間午前11時23分)から11周で再スタートと決まった。再スタートのポジションは3周目終了時の順位となり、1列目がアロンソ、オルトラ、ベイヤー、2列目4番に古里、13番に鈴木、山中は14番。転倒の影響でズルトゥザは欠場。
再スタートもアロンソが1番手、続いて、オルトラ、ベイヤー、ムニョス、古里、ルールストン、オルガド、エイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)、リカルド・ロッシ(KTM)、山中、鈴木の順。1コーナーでオルガドと接触し、はじき出されたステファノ・ネパ(KTM)とルエダが転倒。両者、再スタート出来たが、この事故の責任でオルガドにはダブルロングラップが科された。10コーナーでは鈴木が転倒リタイア。
先頭集団は激しく順位を入れ替えながら、2周目を迎える。激しいトップ争いの中で、2周目後半は古里がトップを走った。3周目以降も、ベイヤー、アロンソ、オルトラ、古里、ムニョス、山中の激しいトップ争いは続いた。テイルトゥーノウズ、サイドバイサイド、スリップを使って二人抜きなど、目まぐるしく順位の変わる戦いは残り4周で、アロンソがトップに立つ。
2番手以降は混戦のまま、ベストレースラップでトップを追うベイヤーから逃げ切り、アロンソがトップでチェッカー。2位ベイヤー、3位にMoto3初めての表彰台となる山中。4位に古里が入った。2番手を争っていたオルトラは最終ラップの12コーナーで転倒があったものの、再スタートして6位。
レース後インタビューで山中は、言葉が出ないと感動しつつ、英語インタビュー後に日本語で、スポンサーやファンに感謝を伝えていた。
この結果により、ポイントランキングは1番手アロンソが143とポイントを伸ばし、オルガド106、ベイヤー95、オルトラ80で追う形となった。日本人ライダーも山中が56ポイント6番手、古里31、鈴木も31で13、14番手に着けている。独走の気配を見せるアロンソを止められるライダーは出て来るのか。次戦はベイヤーの地元オランダGP。ポイントランキングからも目が離せない。
MotoGP 第7戦イタリアGP Moto3クラス3日目 決勝結果
1 ダビド・アロンソ (CFMOTO)
2 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ)
3 山中琉聖 (KTM)
4 古里太陽 (ホンダ)
5 ダビド・ムニョス (KTM)
6 イバン・オルトラ (KTM)
7 ルカ・ルネッタ (ホンダ)
8 エイドリアン・フェルナンデス (ホンダ)
9 ジェイコブ・ルールストン (ガスガス)
10 マッテオ・ベルテッレ (ホンダ)
RT 鈴木竜生 (ハスクバーナ)
15 鈴木竜生 (ハスクバーナ)
RT 古里太陽 (ホンダ)
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