MotoGP第7戦イタリアGP MotoGPクラス2日目 スプリント結果
2024/06/01
MotoGP第7戦イタリアGP MotoGPクラス2日目、スプリントがイタリア、ムジェロ・サーキットで開催された。気温23度、路面温度47度、湿度47%、雲はあるものの晴れたドライコンディション。全員、タイヤは前ミディアム、後ソフトを選択して始まった。
好スタートでホールショットを奪ったのはフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)。更に2コーナーでは、ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)のインからエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)が2番手に上がり、ドゥカティワークスのワンツーで始まった。3番手マルティン、続いてブラッド・ビンダー(KTM)、マルク・マルケス(ドゥカティ)、マーベリック・ビニャーレス(ドゥカティ)、ペドロ・アコスタ(KTM)、フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)、アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)のトップ10。
順位は1周目から激しく入れ替わり、トップのバニャーヤは変わらず、2番手マルティン、バスティアニーニ、マルク・マルケス、ビンダー、アコスタ、ビニャーレス、モルビデリ、エスパロガロ、ジャンアントニオの順で2周目に突入。上位が混戦を続ける中、後方では、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)がフロントを滑らせたミゲール・オリベイラ(アプリリア)に巻き込まれ両者転倒。
3周目の1コーナーでは、バスティアニーニがマルティンとの接触によりはじき出され転倒。バニャーヤ、マルティン、マルク・マルケスのトップ3に変わった。トップのバニャーヤがじわじわと2番手以降と差を広げる中、マルティンとマルク・マルケスの2番手争いは激しさを増す。
その後ろでは更に混戦が続き、アコスタ、モルビデリ、ビンダー、ビニャーレス、ジャンアントニオ、アレックス・マルケス、アレイシ・エスパロガロの順で6周目を迎えた頃、後方のジョアン・ミル(ホンダ)はピットイン、そのままリタイア。トップ3は変わらず迎えた4周目1コーナー、マルティンが単独スリップダウン。バニャーヤ、マルク・マルケス、アコスタのトップ3に変わった。
マルティンが転倒リタイアで居なくなり、トップのバニャーヤとマルク・マルケスの差が0.800まで縮まる中、ラスト3周バニャーヤはスピードを上げて逃げ切りトップでチェッカー。2位マルク・マルケス、3位は来期以降KTMファクトリーとの複数年契約を発表したアコスタ。中上は16位完走。
バニャーヤは昨年オーストリアGP以来のスプリント優勝を地元イタリアで飾った。この結果により、ポイントランキングは1番手マルティン155、2番手バニャーヤ128、3番手マルク・マルケス123、4番手バスティアニーニ94、5番手ビニャーレス92、6番手アコスタ90となった。
アコスタの去就が決まったこともあり、来期以降の話が益々、動き出すと思われる。レース本編はもちろん、ポイントランキング、来年以降のチーム体制など、気になることが目白押しのMotoGP。明日の決勝は、日本時間午後9時(現地時間午後2時)から23周で争われる。
MotoGP 第7戦イタリアGP MotoGPクラス2日目 スプリント結果
1 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
2 マルク・マルケス(ドゥカティ)
3 ペドロ・アコスタ(KTM)
4 フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)
5 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
6 ブラッド・ビンダー(KTM)
7 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
8 アレックス・マルケス(ドゥカティ)
9 アレイシ・エスパロガロ(KTM)
10 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
11 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
12 ジャック・ミラー(KTM)
13 アレックス・リンス(ヤマハ)
14 ポル・エスパロガロ(KTM)
15 ヨハン・ザルコ(ホンダ)
16 中上貴晶(ホンダ)
17 アウグスト・フェルナンデス(KTM)
18 ロレンツォ・サルバドーリ(アプリリア)
19 ルカ・マリーニ(ホンダ)
RT ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
RT ジョアン・ミル(ホンダ)
RT エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
RT ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
RT ミゲール・オリベイラ(アプリリア)
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