MotoGP第5戦フランスGP Moto3クラス1日目、フリー走行がフランス、ルマン・サーキットで5月10日に行なわれた。日本時間午後4時(現地時間午前9時)から始まったフリー走行は35分間。気温15度、路面温度17度、湿度72％、晴れたドライコンディション。

　この走行トップタイムは、ダビド・アロンソ(CFMOTO)。1分40秒792の歴代コースレコードを記録した。2番手フィリッポ・ファリオリ(ホンダ)で1分41秒580。3番手スコット・オグデン(ホンダ)1分41秒779。日本人ライダーは、鈴木竜生(ハスクバーナ)が1分41秒855で5番手、山中琉聖(KTM)は1分41秒885で8番手、古里太陽(ホンダ)は1分42秒118で13番手だった。

　日本時間午後8時15分(現地時間午後1時15分)から35分間行なわれたP1は、気温24度、路面温度36度、湿度38％、晴れたドライコンディション。午前よりも気温、路面温度共にかなり上がり、風もあったのか、終始転倒が多く、イエローフラッグによるラップキャンセルが多かった。

　そんなP1でも、残り1分で自身の歴代コース記録を更新したアロンソが1番手となった。タイムは1分40秒470。2番手はアロンソのチームメイト、ジョエル・エステバン(CFMOTO)が1分40秒950を記録。3番手に現在ポイントリーダーのダニエル・オルガド(KTM)が入り、記録は1分41秒056。日本人ライダーの鈴木は1分41秒310で7番手。山中は1分41秒521で11番手、古里は1分41秒634で14番手。

　ダビド・ムニョス(KTM)、ジョエル・ケルソ(KTM)、フィリッポ・ファリオリ(ホンダ)、ダビド・アルマンサ(ホンダ)、スコット・オグデン(ホンダ)、ジョシュア・ワットリー(ホンダ)、アンヘル・ピゲラス(ホンダ)と多くのライダーが転倒したセッションだった。セッション時間終了後には、5番手タイムを記録したコリン・ベイヤー(ハスクバーナ)もフロントにチャタリングを起こし13コーナーで転倒していた。

　コース記録を更新したアロンソが2番手エステバンに0.48差を付けている以外は、2番手エステバンが1分40秒950、3番手オルガド以降20番手ノア・デットワイラー(KTM)までの18名が1分41秒台にひしめき合っている。

　このP1の結果と明日午前のP2結果を踏まえて、15番手以下のライダーは明日の予選Q1からスタートする。日本人ライダー3名がQ2からスタート出来るように明日も日本時間午後3時40分(現地時間午前8時40分)から始まるP2から応援し、続けて予選もしっかり見届けたい。


MotoGP第5戦フランスGP Moto3クラス1日目　フリー走行結果
1 ダビド・アロンソ (CFMOTO) 1分40秒470 (P1)
2 ジョエル・エステバン (CFMOTO) 1分40秒950 (P1)
3 ダニエル・オルガド (KTM) 1分41秒056 (P1)
4 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM) 1分41秒201 (P1)
5 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ) 1分41秒215 (P1)
6 リカルド・ロッシ (ホンダ) 1分41秒303 (P1)
7 鈴木竜生 (ハスクバーナ) 1分41秒310 (P1)
8 アンヘル・ピケラス (ホンダ) 1分41秒339 (P1)
9 ジョエル・ケルソ (KTM) 1分41秒356 (P1)
10 ジェイコブ・ルールストン (KTM) 1分41秒453 (P1)
11 山中琉聖 (KTM) 1分41秒521 (P1)
14 古里太陽 (ホンダ) 1分41秒634 (P1)