MotoGP第2戦ポルトガルGP MotoGPクラス3日目 決勝結果
2024/03/24
MotoGP第2戦ポルトガルGP MotoGPクラス3日目、決勝は3月24日、日本時間午後11時(現地時間午後2時)からポルトガル、アウトードロモ・インテルナショナル・アルガルヴェ(通称ポルティマオ・サーキット)で25周の戦いが開催された。今年のポルトガルGPは昨年を41%上回る観客数で、ポルトガルGP最高集客となった。レース直前には、ポルトガル出身ソウルシンガーのアウレラとブラスバンドにより国家斉唱が行われた。
気温24度、路面温度30度、湿度40%、曇りのドライコンディションで行われた決勝では、全ライダーが前ハード、後ろミディアムタイヤを装着した。レースは好スタートを決めたホルヘ・マルティン(ドゥカティ)がトップ、続いてマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)、昨日はスタートでトラブルがあったエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)、朝のウォームアップ走行では転倒があったマルク・マルケス(ドゥカティ)、ジャック・ミラー(KTM)、ペドロ・アコスタ(KTM)、ブラッド・ビンダー(KTM)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、アレックス・リンス(ヤマハ)と続く。
開始程なく5コーナーでアレックス・マルケス(ドゥカティ)が転倒するが再スタートは出来た。アレックス・マルケスは17周でピットイン、リタイアしている。3周目にはラウル・フェルナンデス(アプリリア)が8コーナーで転倒リタイア。
その後はトップのマルティンが後続を引き離そうとし、ビニャーレス、バスティアニーニ、バニャーヤと続く。その後ろでは、7周目にアコスタが1分38秒901で歴代新に0.029まで迫るコースラップ最速を記録。ミラー、マルク・マルケスを抜き5番手まで順位を上げた。
13周目には1コーナーでバニャーヤを抜かすが、バニャーヤがすぐにインを突き抜き返す。この周、バニャーヤは1分38秒830でレースラップ記録を更新する。折り返して残り11周、マルティンもバニャーヤの記録にピタリと並ぶラップタイムを出し、後続を突き離そうとした。
しかし残り10周、ビニャーレスも自身ベストの1分38秒818でマルティンに食らいつく。残り7周では3番手のバスティアニーニが1分38秒793のラップ記録を出し、前の二人を猛追する。
残り5周では、遂にアコスタがバニャーヤの前に出て4番手。ラスト3周、バニャーヤを抜き前に出たマルク・マルケスのインをバニャーヤが更に突いたとき、二人は接触。バニャーヤはこの時点でリタイア。マルク・マルケスは再スタートした。この接触についてはオフィシャルが調査中。そして迎えた最終ラップ、ビニャーレスはピット前ストレートで、異変をピットに伝えようとしたが、1コーナーでマシン制御しきれず転倒。ギアボックストラブルだった。
マルティンは完璧なレースを終え、トップでチェッカーを受け、2位バスティアニーニ、3位にはアコスタが入った。アコスタは、歴代3番目の年少記録、19歳304日でMotoGPクラスの表彰台を獲得した。日本人ライダーの中上貴晶(ホンダ)は14位2ポイント獲得した。ホンダ勢トップは、ジョアン・ミルで12位。ヤマハ勢はファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が7位に入った。
この結果を受けて、マルティンは60ポイントでポイントリーダーとなり、2番手ビンダー42ポイント、3番手バスティアニーニ39ポイント、バニャーヤ4番手37ポイント、5番手アコスタ28ポイント。次戦、アメリカGPも見逃せないMotoGPは続きそうだ。
MotoGP 第2戦ポルトガルGP MotoGPクラス3日目 決勝結果
1 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
2 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
3 ペドロ・アコスタ(KTM)
4 ブラッド・ビンダー(KTM)
5 ジャック・ミラー(KTM)
6 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
7 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
8 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
9 ミゲール・オリベイラ(アプリリア)
10 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
11 アウグスト・フェルナンデス(KTM)
12 ジョアン・ミル(ホンダ)
13 アレックス・リンス(ヤマハ)
14 中上貴晶(ホンダ)
15 ヨハン・ザルコ(ホンダ)
16 マルク・マルケス(ドゥカティ)
17 ルカ・マリーニ(ホンダ)
18 フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)
RT マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
RT フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
RT アレックス・マルケス(ドゥカティ)
RT ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
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