MotoGP第1戦カタールGP Moto3クラス1日目、フリー走行がカタール、ルサイル・インターナショナルサーキットで行われた。日本時間午後8時(現地時間午後2時)から35分間で始まったフリー走行は、気温24度、路面温度42度、湿度68％、晴れたドライコンディションで開催された。

　二コラ・カッラロ(KTM)、ダビド・アルマンサ(ホンダ)、ダビド・アロンソ(CFMOTO)が転倒し、イエローフラッグが出されたが、大きな中断はなく進んだ。この走行は、選手、チーム側からの練習時間を増やしたいという要望に応え、記録は明日の予選Q2進出へはカウントされないことになっている。

　このフリー走行では、終了5分前にダビド・ムニョス(KTM)、3分を切ってホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)、終了間際にイバン・オルトラ(KTM)が次々にタイムを更新。最終的に1番手オルトラが2分04秒205。続いて2番手のルエダが２分04秒373、3番手ムニョス2分04秒445、4番手ダビド・アロンソ(CFMOTO)２分04秒605、5番手が鈴木竜生(ハスクバーナ)で2分04秒792。その他の日本人ライダー古里太陽(ホンダ)は18番手2分05秒613、山中琉聖(KTM)は19番手2分05秒634。

　現地の日が落ちて、日本時間深夜12時15分(現地時間午後6時15分)から35分間で始まる予定だったフリープラクティス1は、直前にゲートオープンが遅れ、オープンを待っていたライダー達は一度ピットに戻され、3分遅れでゲートがオープンした。気温22度、路面温度28度、湿度83％、晴れたドライコンディションで始まった。序盤、古里が3コーナーで転倒。イエローフラッグが出された。開始10分前には、ルエダが2分03秒778を出し、歴代コース記録を更新。

　その後、コリン・ベイヤー(ハスクバーナ)が14コーナーで激しいハイサイド転倒。この日、転倒が2度目となるアルマンサは5コーナー、スコット・オグデン(ホンダ)も5コーナーで転倒、イエローフラッグが出された。残り7分53秒では、技術的な問題で赤旗中断。日本時間深夜1時(現地時間午後7時)に再スタートされた。終了間際になり、ルエダの記録が更に更新され、結果は1番手ダニエル・オルガド(ガスガス)２分3秒606、2番手エイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)２分03秒669、3番手マッテオ・ベルテッレ(ホンダ)２分03秒775、4番手にルエダと続いた。日本人ライダーは、山中が12番手で２分04秒417、鈴木が17番手2分05秒215、古里が19番手2分05秒649。

　終了直後に降り出した雨の影響もあったのか、チェッカー後にルエダが16コーナーで激しいハイサイド転倒。ヴィセンテ・ペレス(KTM)も転倒と、転倒が続いた。

MotoGP第1戦カタールGP Moto3クラス1日目　フリー走行結果
1 ダニエル・オルガド (ガスガス) 2分03秒606 (P1)
2 エイドリアン・フェルナンデス (ホンダ) 2分03秒669 (P1)
3 マッテオ・ベルテッレ (ホンダ) 2分03秒775 (P1)
4 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM) 2分03秒778 (P1)
5 イバン・オルトラ (KTM) 2分03秒835 (P1)
6 リカルド・ロッシ (KTM) 2分03秒862 (P1)
7 ダビド・アロンソ (CFMOTO) 2分03秒990 (P1)
8 ステファノ・ネパ (KTM) 2分04秒019 (P1)
9 ダビド・ムニョス (KTM) 2分04秒135 (P1)
10 ジョエル・ケルソ (KTM) 2分04秒282 (P1)
12 山中琉聖 (KTM) 2分04秒417 (P1)
17 鈴木竜生 (ハスクバーナ) 2分05秒215 (P1)
19 古里太陽 (ホンダ) 2分05秒649 (P1)