MotoGP第13戦インドGP MotoGPクラス2日目スプリント結果
2023/09/24
MotoGP第13戦インドGP MotoGPクラス2日目、スプリントはインド、ブッダ・インターナショナル・サーキットで現地時間午後5時5分(日本時間午後8時35分)から行なわれることになり、その前に15分間、初めてのサーキットでのウェット走行をするための時間が作られた。アレックス・マルケル(ドゥカティ)はQ1での転倒により、肋骨を骨折し欠場することとなった。
気温27度、路面温度31度、曇りのウェットコンディションでの15分間。ウェットミディアムのタイヤを前後履いて走り始めたライダーが多かったが、開始後まもなく路面も乾きはじめ、フロントミディアム、リアソフトのスリックタイヤに交換するライダーが多かった。ここでの1位はホルヘ・マルティン(ドゥカティ)1分49秒017、2位ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)1分49秒868、3位フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)1分49秒932、日本人ライダーの中上貴晶(ホンダ)は2分02秒497で20位。
MotoGPクラス、スプリントは11周。気温28度、路面温度31度、湿度67%、曇りのドライコンディション。1周目マルティンが好スタートを切った後ろの1コーナーで、ポールポジションスタートのマルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)とチームメイトのルカ・マリーニ(ドカティ)が接触、両者が転倒。更にステファノ・ブラドル(ドゥカティ)も転倒。ポル・エスパロガロ(ガスガス)とアウグスト・フェルナンデス(ガスガス)も転倒。ベゼッキとアウグスト・フェルナンデスは再スタートが切れた。
2周目では1番手マルティン、2番手バニャーヤ、3番手スタート直後は前に居たジョアン・ミル(ホンダ)を抜いて、マルク・マルケス(ホンダ)。4番手ミル、5番手ブラッド・ビンダー(KTM)、6番手ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、7番手ジャック・ミラー(KTM)、8番手マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)、9番手ザルコ、10番手ラウル・フェルナンデス(アプリリア)の順。転倒したベゼッキは17番手に居た。
3周目に入る頃にはトップマルティンは2番手バニャーヤと1秒以上差を付け始める。上位に入れ替わりがあまりない後ろでは、ベゼッキが猛追を始めた。3周目には12番手まで順位を取り戻したベゼッキは、トップとの差を8秒まで詰めた。3周目3コーナーでミルが転倒リタイアすると、上位順位がひとつずつ上がり、ビニャーレスとザルコが入れ替わった。トップ3の差がだんだん開く中、ベゼッキは最速ラップを刻み続け残り7周では10番手まで浮上。
残り6周でザルコが転倒、後続の順位が再びひとつずつ上がり、ベゼッキは前に居たラウル・フェルナンデスも抜いて8番手まで順位を上げた。残り5周では、トップマルティンと2番手バニャーヤの差は1.998まで広がり、バニャーヤもマルケスとの差を1.240まで広げていた。後ろではベゼッキがビニャーレスも抜き7番手まで上がった。その後もマルティンは順調にトップを快走し、ベゼッキはミラーも抜いて6番手まで浮上した。残り3周では15番手を走っていたアレイシ・エスパロガロ(アプリリア)が転倒。
ラスト2周でもベゼッキはラップタイム最速を出し、前を行くクアルタラロに迫った。最終ラップ、マルティン、バニャーヤ、マルケス、ビンダーは安定した走りのまま、ベゼッキの猛追は続き、クアルタラロも抜いてベゼッキは5番手まで上がった。結果、トップはマルティン、2位バニャーヤ、3位マルケス、4位ビンダー、5位ベゼッキ、6位クアルタラロ、7位ミラー、8位ビニャーレス、9位ラウル・フェルナンデス、10位ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)、中上は13位。
これにより、年間チャンピオンシップポイントが292ポイントでバニャーヤ1位、259ポイントでマルティン2位、223ポイントでベゼッキ3位と1位から3位まで69ポイント差。中上は35ポイントで18位。こちらの争いも益々熾烈になってきた。
MotoGP 第13戦インドGP MotoGP2日目 スプリント結果
1 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
2 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
3 マルク・マルケス(ホンダ)
4 ブラッド・ビンダー(KTM)
5 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
6 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
7 ジャック・ミラー(KTM)
8 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
9 ラウル・フェルナンデス(アプリリア)
10 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
11 アウグスト・フェルナンデス(ガスガス)
12 ミゲール・オリベイラ(アプリリア)
13 中上貴晶(ホンダ)
14 ミケーレ・ピロ(ドゥカティ)
15 フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
NC アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
NC ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
NC ジョアン・ミル(ホンダ)
NC ルカ・マリーニ(ドゥカティ)
NC ステファン・ブラドル(ドゥカティ)
NC ポル・エスパロガロ(ガスガス)
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