MotoGP第10戦オーストリアGP Moto2クラス決勝結果
2023/08/21
Moto2クラスの決勝はオーストリア、レッドブル・リンク午後12時15分(日本時間午後7時15分)から23周で行なわれた。気持ちよく晴れた昼時、気温27度、路面温度29度、湿度62%のドライコンディション。
かなりの好スタートを切ったのは、ペドロ・アコスタ(カレックス)。ポールポジションからホールショットを奪い1番手アコスタ、2番手ジェイク・ディクソン(カレックス)、3番手が日本人ライダー小椋藍(カレックス)、4番手トニー・アルボリーノ(カレックス)、5番手セレスティーノ・ビエッティ(カレックス)、6番手ソムキャット・チャントラ(カレックス)、8番手アロンソ・ロペス(カレックス)の順に続く。
アコスタは1周目で最速ラップ1分34秒538を出し、2位ディクソンとの差を0.4と広げ2周目に入った。ディクソンと小椋が必死にアコスタを追う形となる。その後方で、サム・ロウズ(カレックス)とダリン・ビンダー(カレックス)が激しくクラッシュし、セクター1と2にイエローフラッグが出された。
3周目には小椋がディクソンの前に出て、小椋、ディクソン、追い上げてきたビエッティで激しい2番手争いとなった。5周目に入ると2コーナーでアロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)が転倒したが、再スタートを切る。
6周目以降もトップのアコスタは後続を離し、小椋、ディクソンの2番手争いは順位を入れ替わりながら激しい戦いを続けた。そこにビエッティも続いていた。8周目に3コーナーでマニュエル・ゴンザレス(カレックス)が転倒し、セクター2にはイエローフラッグが出されたが、9周目にはビエッティがディクソンを抜いて3位に浮上する。その頃になると、チャントラが4番手ディクソンに追いついてくる。
レースが折り返す頃には、小椋とビエッティの激しい2位争いとディクソン、チャントラの4位争いとなる。残り11周では、1番手アコスタが2番手の小椋に1.490の差を付け、3番手ビエッティと4番手ディクソンの差は1.752。すぐ後ろに5番手チャントラ、その後方は3.103開いて、6番手フィリップ・サラッチ(カレックス)、7番手トニー・アルボリーノ(カレックス)、8番手フェルミン・アルデゲール(ボスコスクーロ)と続いた。
後半、2番手争いは、ビエッティが完全に小椋の前に出て、徐々にアコスタとの差を縮めた。残り7周に入ると、アコスタとビエッティの差は1秒を切り、残り6周ではビエッティがインからアコスタを抜いた。その後もアコスタはビエッティに離されず2位に付け、残り3周の最終コーナー周辺では接触するほど近づいた。それでも、ビエッティがそのまま1位でチェッカーフラッグを受け、2位アコスタ、3位に日本人ライダーの小椋が入った。4位ディクソン、5位チャントラ、6位アルボリーノ、7位サラッチ、8位セルジオ・ガルシア(カレックス)。もう一人の日本人ライダー野佐根航汰(カレックス)は20位。
これにより、チャンピオンシップポイントは1位アコスタ176ポイント、2位アルボリーノ164ポイント、3位ディクソン117ポイントとなっている。
MotoGP第10戦オーストリアGP Moto2クラス3日目決勝結果
1 セレスティーノ・ビエッティ(カレックス)
2 ペドロ・アコスタ(カレックス)
3 小椋藍(カレックス)
4 ジェイク・ディクソン(カレックス)
5 ソムキャット・チャントラ(カレックス)
6 トニー・アルボリーノ(カレックス)
7 フィリッポ・サラッチ(カレックス)
8 セルジオ・ガルシア(カレックス)
9 フェルミン・アルデゲール(ボスコスク-ロ)
10 ルーカス・トゥロビッチ(カレックス)
11 デニス・フォッジャ(カレックス)
12 ジェレミー・アルコバ(カレックス)
13 イサン・グエバラ(カレックス)
14 マルコス・ラミレス(カレックス)
15 ボ・ベンスナイダー(カレックス)
16 ボルハ・ゴメス(カレックス)
17 アルベルト・スーラ(フォワード)
18 ロリー・スキナー(カレックス)
19 マッティア・ラト(カレックス)
20 野佐根航汰(カレックス)
21 アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)
22 ゾンダ・ファン・デン・グールベルク(カレックス)
NC ジョー・ロバーツ(カレックス)
NC アロン・カネト(カレックス)
NC アルベルト・アレナス(アレックス)
NC マニュエル・ゴンザレス(カレックス)
NC ダリン・ビンダー(カレックス)
NC サム・ロウズ(カレックス)
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