FIM ENEL MotoE世界選手権第6戦
2023/08/18
レッドブル・リンクは3年連続で電動バイクによるFIM ENEL MotoE世界選手権を開催。そのためドゥカティが供給し、2023年シーズン初めにデビューしたニューマシンが初めてこのコースを走行することになる。選手権第6戦第11レースと第12レース(全16レース)では、今年の選手権で既に開催された他のサーキット同様に、この高効率マシンによってそれまでのラップレコードが更新されることは間違いない。これらの新世代電動バイクには、持続可能の材料をリアに52%、フロントに34%使用したミシュランMotoEタイヤが装備される。ミシュランの❝持続可能な素材❞とは、環境に中立で生物由来の素材、またはリサイクルされた素材であると考えている。参戦しているすべての選手権と同様、ミシュランはMotoEを将来のテクノロジーのためのテストラボととらえている。そして、次世代の競技用タイヤや市販用タイヤに部分的または完全に統合できるようにすることで、ミシュランはあらゆる人々にとってより安全で環境にも優しく、耐久性のあるタイヤの開発が可能となると考えている。
MotoEでは、金曜日のプラクティスと予選がそれぞれ2セッションずつ行なわれ、土曜日の2つのレースはMotoGPスプリントレース後のランチタイムに1回、午後に1回行なわれる。
MotoE第6戦オーストリアGPフリー走行1回目、プラクティス1と呼ばれる最初の走行は現地時間朝8時25分から行なわれた。早朝のためドライコンディションとは言え、気温20度、路面温度22度、所々曇っている状態だった。1番手はマッテオ・フェラーリ(ドゥカティ)で1分39秒712、2番手マッティア・カサディ(ドゥカティ)1分39秒835、3番手エリック・グラナド1分39秒844、それ以降のライダーは全員1分40秒台以上でタイムはあまり縮まらない20分間だった。
フリー走行2回目、プラクティス2と呼ばれる2回目は現地時間12時25分から20分間。晴れ間も広がり、気温27度、路面温度30度のドライコンディションで行なわれた。すべてのライダーがこのプラクティス2でタイムを縮め、上位3名の順位は変わらず、1番手はマッテオ・フェラーリ(ドゥカティ)で1分38秒573、2番手マッティア・カサディ(ドゥカティ)1分38秒796、3番手エリック・グラナド1分39秒126、4番手ミケール・ポンス1分39秒198、5番手エクトル・ガルソ(ドゥカティ)1分39秒255、6番手ケビン・マンフレディ(ドゥカティ)1分39秒265、7番手ケビン・ザンノーニ1分39秒266、日本人ライダー大久保光(ドゥカティ)は8番手1分39秒434でフリー走行上位8名にQ1の中の上位2名で争われるQ2へ直接、進むことができた。
持続可能なタイヤを使った日本人ライダーの予選、決勝での活躍にも期待。
MotoE第1戦フランスGP MotoEクラスフリー走行1日目総合結果
1 マッテオ・フェラーリ (ドゥカティ) 1分38秒573 (FP2)
2 マッティア・カサデイ (ドゥカティ) 1分38秒796 (FP2)
3 エリック・グラナド (ドゥカティ) 1分39秒126 (FP2)
4 ミケール・ポンス (ドゥカティ) 1分39秒198 (FP2)
5 エクトル・ガルソ (ドゥカティ) 1分39秒255 (FP2)
6 ケビン・マンフレディ (ドゥカティ) 1分39秒265 (FP2)
7 ケビン・ザンノーニ (ドゥカティ) 1分39秒266 (FP2)
8 大久保光 (ドゥカティ) 1分39秒434 (FP2)
9 ジョルディ・トーレス (ドゥカティ) 1分39秒460 (FP2)
10 アンドレア・マントヴァーニ (ドゥカティ) 1分39秒571 (FP2)
11 アレッサンドロ・ザッコーネ (ドゥカティ) 1分39秒745 (FP2)
12 ランディ・クルメンナッハ (ドゥカティ) 1分39秒957 (FP2)
13 ニコラス・スピネッリ (ドゥカティ) 1分40秒035 (FP2)
14 ミカ・ペレス (ドゥカティ) 1分40秒045 (FP2)
15 ティト・ラバト (ドゥカティ) 1分40秒268 (FP2)
16 オスカー・グティエレス (ドゥカティ) 1分40秒389 (FP2)
17 アレッシオ・フィネッロ (ドゥカティ) 1分40秒486 (FP2)
18 マリア・エレーラ (ドゥカティ) 1分41秒415 (FP2)
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