MotoGP第9戦イギリスGP Moto3 決勝
2023/08/06
MotoGP第9戦イギリスGP Moto3クラスの決勝は、イギリスのシルバーストン・サーキットで天候が曇り、気温16度、路面温度21度というコンディションで行なわれた。
スタート前のウォームアップラップに2番グリッドスタートのスコット・オグデン(ホンダ)がスタートできず、最後尾からのスタートとなった。15周で行なわれた決勝レースは、ジャウメ・マシア(ホンダ)がホールショット。しかしダニエル・オルガド(KTM)、佐々木歩夢(ハスクバーナ)、デニス・オンジュ(KTM)がポジションを上げ、マシアを含む4台でトップ集団が形成される。しかし3周目の4コーナーで先頭のマシアが転倒しトップ争いから脱落。代わりにオルガドがトップに立ち、予選で17番グリッドからスタートしたディエゴ・モレイラ(KTM)が早くも2位まで浮上する。トップ集団はバトルを繰り広げながら周回したため、ペースが上がらず、15台以上の集団となり混沌とした展開となった。
そんな中、佐々木が先頭に立ちペースを上げ集団を引っ張っていく。しかし佐々木もペースが上がらず、ライバルたちを引き離すことができない。佐々木は一旦3番手にポジションを下げ、タイヤを温存しながら周回を重ねていく。18台で形成されたトップ集団は激しいバトルを繰り広げながら周回。そんな中、残り4周で佐々木が再びトップに浮上し、再度ペースを上げる。オルガド、ダビド・アロンソ(ガスガス)らと激しいトップ争いを繰り広げる佐々木は5番手でファイナルラップに突入。高速3連続コーナーのひとつ目、マゴッツでトップを奪った佐々木だが、アロンソにトップの座を奪われてしまい2位でのフィニッシュとなった。ルーキーのアロンソはMoto3クラスで初優勝、しかも27番グリッドスタートからの優勝という快挙となった。3位にはランキングトップのオルガドが入っている。
その他の日本人ライダーは鳥羽海渡(ホンダ)が14位、山中琉聖(ガスガス)が15位でポイントを獲得。古里太陽(ホンダ)は19位、鈴木竜生(ホンダ)は常にトップ集団でレースを進めていたが、残り3周の最終コーナーでマッテオ・ベルテッレ(ホンダ)と接触してしまい無念のリタイアとなっている。
MotoGP第9戦イギリスGP Moto3クラス決勝結果
1 ダビド・アロンソ(ガスガス)
2 佐々木歩夢(ハスクバーナ)
3 ダニエル・オルガド(KTM)
4 イバン・オルトラ(KTM)
5 ダビド・ムニョス(KTM)
6 ダビド・サルバドール(KTM)
7 ディエゴ・モレイラ(KTM)
8 ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)
9 コリン・ベイヤー(ハスクバーナ)
10 ロマーノ・フェナティ(ホンダ)
11 デニス・オンジュ(KTM)
12 ステファノ・ネパ(KTM)
13 リカルド・ロッシ(ホンダ)
14 鳥羽海渡(ホンダ)
15 山中琉聖(ガスガス)
16 ジョエル・ケルソ(CFMOTO)
17 スコット・オグデン(ホンダ)
18 ジャウメ・マシア(ホンダ)
19 フィリッポ・ファリオーリ(KTM)
20 古里太陽(ホンダ)
21 チャビエル・アルティガス(CFMOTO)
22 マリオ・アジ(ホンダ)
23 アナ・カラスコ(KTM)
24 ロレンツォ・フェロン(KTM)
25 ジョシュア・ワットリー(ホンダ)
NCR シャリフディン・アズマン(KTM)
NCR 鈴木竜生(ホンダ)
NCR マッテオ・ベルテッレ(ホンダ)
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