SBK(スーパーバイク世界選手権)第7戦イタリア 2日目
2023/07/16
SBK(スーパーバイク世界選手権)第7戦イタリアラウンドは、イタリアのイモラサーキットで2日目のスーパーポール、レース1が開催された。
2日目は好天に恵まれ、気温、路面温度共に上昇、厳しいコンディションとなった。スーパーポールは気温31度、路面温度48度のドライコンディションで争われ、トプラク・ラズガットリオグル(ヤマハ)が1分45秒959で第2戦インドネシア以来となるポールポジションを獲得。
2番手に1分46秒062でアクセル・バッサーニ(ドゥカティ)が続いたが、バッサーニはセッション中盤に転倒を喫してしまった。アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)は1分46秒145で3番手とフロントロウを獲得。
4番手に1分46秒340でアンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)、5番手に1分46秒497でスコット・レディング(BMW)、6番手に1分46秒595でブラッドリー・レイ(ヤマハ)が続き、ジョナサン・レイ(カワサキ)は1分46秒635で7番手に。8番手に1分46秒636でマイケル・リナルディ(ドゥカティ)、9番手に1分46秒646でロリス・バズ(BMW)、10番手に1分46秒862でダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)の順で続いた。
決勝レース1は気温35度、路面温度58度まで上昇するドライコンディションの下、19周で争われた。
ポールポジションからスタートしたラズガットリオグルがレースをリード。2周目にバッサーニがトップに浮上するが、3周目にはロカテッリがトップに立つ。
ラズガットリオグルは5周目にはトップを奪還。序盤から3番手につけていたバウティスタも2番手に浮上、7番グリッドからスタートしたジョナサン・レイも3番手に上がり、3人がトップ争いを展開する。
レース中盤の12周目にバウティスタがラズガットリオグルを交わしてトップに浮上。続く13周目にはファステストラップを記録して、ラズガットリオグルを引き離しにかかる。3番手のジョナサン・レイはポジションをキープするものの、二人からはやや差をつけられる。
トップに立ったバウティスタはラズガットリオグルとの差を周回ごとに広げて行くと、15周目にはその差を約1秒半とし、その後もリードを広げてトップでチェッカーを受け、シーズン最多勝記録タイとなる17勝目を記録した。
ラズガットリオグルは2番手をキープ、バウティスタからは3秒672遅れたが2位に入賞し、SBK通算100回目の表彰台を獲得。ジョナサン・レイはラズガットリオグルから4秒175差の3位でゴールした。
4ロカッテリが4位に入賞。5位にリナルディ、6位にペトルッチ、7位にバッサーニとドゥカティ勢が続いた。バッサーニと最終ラップまで僅差で競り合ったバズが8位。11番グリッドからスタートしたアレックス・ロウズ(カワサキ)は9位に入賞。レディング、レミー・ガードナー(ヤマハ)、チャビ・ビエルへ(ホンダ)、ギャレット・ガーロフ(BMW)の4人による接戦となった10番手争いをレディングが制し、ガードナーが11位、ビエルへが12位、ガーロフが13位に入賞。代役参戦のレオン・ハスラム(BMW)は14位に、ブラッドリー・レイが15位に入賞した。
SSP(スーパースポーツ世界選手権)では、フェデリコ・カリカスロ(ドゥカティ)が1分50秒779でポールポジションを獲得。ニッコロ・ブレーガ(ドゥカティ)が1分50秒898で2番手、ステファノ・マンジ(ヤマハ)1分51秒247が3番手に続いた。
決勝レース1は気温35度、路面温度58度のドライコンディションの下、16周の予定でスタート。マンジが1周目からレースをリードし、最終ラップに入ったところで、最終シケインで2台が転倒、赤旗が掲示され、レース成立となった。
マンジが独走優勝、2位にマーセル・シュロッター(MVアグスタ)が続き、3位にブレーガが続いた。
阿部 真生騎(ヤマハ)はスーパーポールで1分54秒918を記録して29番手からスタート、レース1を20位でチェッカーを受けた。岡谷 雄太(カワサキ)はスーパーポール、レース1共に出走しなかった。
SSP300(スーパースポーツ300世界選手権)では、スーパーポールでディルク・ガイガー(KTM)が2分06秒455でポールポジションを獲得。2番手に2分06秒824でマッテオ・バヌッチ(ヤマハ)、3番手に2分06秒876でペトル・スポボダ(カワサキ)が続いた。
決勝レース1はバヌッチが優勝。2位にガイガー、3位にジェフリー・ブイス(カワサキ)が入賞した。
Yamaha R3 bLU cRUヨーロッパ選手権では、レース1でアルディ・マヘンドラが優勝。2位にクリタパット・キンクム、3位にケビン・フンタイーニャ(ヤマハ)が入賞。マヘンドラはレース2でも優勝し、レース2の2位にエミリアーノ・エルコラーニ、
3位にキンクムが入賞した。山根 昇馬はレース1で6位に入賞。レース2では9位でチェッカーを受けたが、最終シケインのショートカットにより1ポジション降格の10位となった。
SBK第7戦イタリア SBK2日目予選 リザルト
1 トプラク・ラズガットリオグル(ヤマハ) 1分45秒959
2 アクセル・バッサーニ(ドゥカティ) 1分46秒062
3 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ) 1分46秒145
4 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ) 1分46秒340
5 スコット・レディング(BMW) 1分46秒497
6 ブラッドリー・レイ(ヤマハ) 1分46秒595
7 ジョナサン・レイ(カワサキ) 1分46秒635
8 マイケル・リナルディ(ドゥカティ) 1分46秒636
9 ロリス・バズ(BMW) 1分46秒646
10 ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ) 1分46秒862
11 アレックス・ロウズ(カワサキ) 1分46秒945
12 ドミニク・エガター(ヤマハ) 1分46秒973
13 チャビ・ビエルへ(ホンダ) 1分47秒163
14 レオン・ハスラム(BMW) 1分47秒220
15 ギャレット・ガーロフ(BMW) 1分47秒241
16 レミー・ガードナー(ヤマハ) 1分47秒296
17 イケル・レクオナ(ホンダ) 1分47秒360
18 フィリップ・エッテル(ドゥカティ) 1分47秒681
19 ロレンツォ・バルダッサーリ(ヤマハ) 1分47秒767
20 ガブリエーレ・ルイウ(BMW) 1分48秒111
21 ティト・ラバット(カワサキ) 1分48秒516
22 ロベルト・タンブリーニ(ホンダ) 1分48秒718
23 エリック・グラナド(ホンダ) 1分48秒803
24 イサック・ビニャーレス(カワサキ) 1分49秒410
25 オリバー・クーニッヒ(カワサキ) 1分49秒855
SBK第7戦イタリア SBK決勝レース1 リザルト
1 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)
2 トプラク・ラズガットリオグル(ヤマハ)
3 ジョナサン・レイ(カワサキ)
4 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)
5 マイケル・リナルディ(ドゥカティ)
6 ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)
7 アクセル・バッサーニ(ドゥカティ)
8 ロリス・バズ(BMW)
9 アレックス・ロウズ(カワサキ)
10 スコット・レディング(BMW)
11 レミー・ガードナー(ヤマハ)
12 チャビ・ビエルへ(ホンダ)
13 ギャレット・ガーロフ(BMW)
14 レオン・ハスラム(BMW)
15 ブラッドリー・レイ(ヤマハ)
16 ティト・ラバット(カワサキ)
17 ガブリエーレ・ルイウ(BMW)
18 ロベルト・タンブリーニ(ホンダ)
R ドミニク・エガター(ヤマハ)
R イケル・レクオナ(ホンダ)
R イサック・ビニャーレス(カワサキ)
R エリック・グラナド(ホンダ)
R オリバー・クーニッヒ(カワサキ)
R フィリップ・エッテル(ドゥカティ)
R ロレンツォ・バルダッサーリ(ヤマハ)
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