全日本RR第3戦SUGO【J-GP3決勝】尾野弘樹が開幕2連勝

2023/05/21

左から、2位の池上、優勝した尾野、3位の木内

　全日本RR第3戦SUGOのJ-GP3クラスは尾野弘樹（P.MU 7C GALESPEED）が優勝した。

　好天に恵まれた決勝日。気温も上昇して絶好のレース日よりになった。20周のレース。好スタートを切ったのは尾野弘樹（P.MU 7C GALESPEED）。池上聖竜（TN45 with MotoUP Racing）、大和颯（BREASTO B-TRIBE RACING）、高杉奈緒子（TEAM NAOKO KTM）と続く。

　オープニングラップで池上が尾野の前に出るシーンもあったが、尾野が抑える。尾野、池上、大和、高杉に加え三谷然（P.MU 7C GALESPEED）、小田喜阿門（56RACING）、若松怜（JAPAN POST HondaDream TP）、上江洲葵要（P.MU 7C GALESPEED）を加えた8台が連なる。

　5周目。小田喜、山本航（RIDER’S SALON YOKOHAMA）、徳留真紀（MARUMAE MTR）、田中風如（WJ-FACTORY）が転倒。これで赤旗中断となる。

　12周で切られた再スタート。再び尾野がホールショットを奪う。池上が背後につける。この2台に高杉が加わり、3台がトップ争いを開始。その後ろでは大和と若松が4位争いを展開しながらトップ3を追いかける。

　高杉と池上は何度も順位を入れ替える。4位争いには木内尚汰（Team Plusone）が加わる。この4位争いの3台がトップ集団に追いつき、6台のトップ争いに移行。

　7周目。尾野、若松、大和の3台がドッグファイトを展開。高杉、木内、池上は少し離され、二つの争いに分かれる。

　若松と大和は代わる代わる2番手に浮上し、尾野にアタック。しかし尾野はトップの座を譲らない。

　最終ラップまで激しいバトルが続いた3台でのトップ争い。ところが大和と若松が接触、転倒。これで尾野が開幕2連勝。大和と若松の脱落で2位争いとなった争いを制したのは池上。木内が3位表彰台を獲得した。