MotoGP 第5戦フランスGP MotoGPクラス3日目決勝結果
2023/05/15
MotoGPクラスの決勝は、フランス時間15時(日本時間21時)から、フランス、ルマン、ブカティ・サーキットの心地よさそうな青空の下で行なわれた。午前9時45分からのウォームアップ走行で3番手だったルカ・マリーニ(ドゥカティ)が、朝10時でグランドスタンドが満席でハッピーだと話していた今大会は、1000回記念大会の旗を持ったパフォーマーがコース上を綱渡りするなど、公式発表278805人の観客がお祭り騒ぎの中、フランス国家斉唱も大合唱された。
レースは、所々雲がある晴れの中、気温20度、路面温度39度のドライコンディションで27周の争いが繰り広げられた。ホールショットを奪ったのは、2番手スタートのマルク・マルケス(ホンダ)。続いて2番手ジャック・ミラー(KTM)、3番手ルカ・マリーニ(ドゥカティ)、4番手ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)、5番手フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)、6番手マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)、7番手マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)、8番手アレックス・マルケス(ドゥカティ)、9番手アウグスト・フェルナンデス(KTM)、10番手ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)、11番手ジョアン・ミル(ホンダ)、12番手が中上貴晶(ホンダ)と続いた。
2周目には、マルク・マルケス、ミラー、バニャーヤ、マリーニ、アレックス・マルケス、ベゼッキ、アウグスト・フェルナンデス、ザルコ、マルティン、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、ミル、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、ファビオ・ディ・ジャントニオ(ドゥカティ)、中上の順になった。
3周目にはトップをミラーが奪い、ミラー、マルク・マルケス、バニャーヤ、マリーニ、ビニャーレスが混戦となった。そして、4周目、バニャーヤとビニャーレスのバトル中、お互いのマシンがぶつかり、そのまま二人はコースアウト。リタイアとなった。その後、5周目には今度は、肘を擦り火花が映ったマリーニが一瞬コントロールを失い、その後方に居たアレックス・マルケスがマリーニとクラッシュ。レース序盤で4台がリタイアすることとなった。
6周目には、トップ3は、ミラー、マルク・マルケス、ベゼッキとなった。ベゼッキはその後、マルク・マルケスをインから抜きにかかり、マルケスがコースを膨らませ、ベゼッキが2位に浮上。更に、マルク・マルケスはマルティンにも抜かれ一時4位となった。
8周目にベゼッキはマルク・マルケスの抜き方で1ポジションダウンのペナルティーを受けた。そのため、一時は1番手ミラー、2番手マルティン、3番手ベゼッキとなった。しかし、このレースで何度かファーステストラップを出していたベゼッキは、再びマルティンを捉え、1番手ミラー、2番手ベゼッキ、3番手マルティンとなった。10周目、ミラーが4コーナーで転倒すると、ベゼッキはトップに立ち、2番手以降を突き放した。
その後はマルティンとマルク・マルケスの激しい2番手争いとなった。その後ろには自国フランス人ライダーのザルコが、激しい争いに追いつこうとしていた。マルク・マルケスとマルティンは激しく争った末に残り3周で、マルティンがインからマルク・マルケスをパスした直後にマルク・マルケスがスリップして転倒、リタイアするかたちとなった。
結果、ミラー転倒後はトップを快走したベゼッキが1位、2位マルティン、3位に地元のザルコが入った。日本人ライダーの中上は9位完走を果たした。
この結果により、ポイントリーダーは1位バニャーヤ94ポイント、2位ベゼッキ93ポイント、3位ビンダー81ポイントと差が詰まることとなった。
MotoGP第5戦フランスGP MotoGPクラス決勝結果
1 マルコ・ベゼッキ (ドゥカティ)
2 ホルヘ・マルティン (ドゥカティ)
3 ヨハン・ザルコ (ドゥカティ)
4 アウグスト・フェルナンデス (KTM)
5 アレイシ・エスパルガロ (アプリリア)
6 ブラッド・ビンダー (KTM)
7 ファビオ・クアルタラロ (ヤマハ)
8 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ (ドゥカティ)
9 中上貴晶 (ホンダ)
10 フランコ・モルビデリ (ヤマハ)
11 ダニロ・ペトルッチ (ドゥカティ)
12 ロレンツォ・サバドーリ (アプリリア)
13 ジョナス・フォルガー (KTM)
NC マルク・マルケス (ホンダ)
NC ジャック・ミラー (KTM)
NC アレックス・リンス (ホンダ)
NC ジョアン・ミル (ホンダ)
NC ルカ・マリーニ (ドゥカティ)
NC アレックス・マルケス (ドゥカティ)
NC フランチェスコ・バニャーヤ (ドゥカティ)
NC マーベリック・ビニャーレス (アプリリア)
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