MotoGP 第5戦フランスGP Moto3クラス3日目決勝結果
2023/05/15
Moto3クラス決勝はフランス、ルマン、ブカッティ・サーキットでフランス時間11時(日本時間18時)から20周で争われた。気持ちよく晴れたルマンで、気温は14度、路面温度24度、ドライコンディションで開催された。
ホールショットを奪ったのは、前日ポールポジションを獲った佐々木歩夢(ハスクバーナ)。すかさず、ダニエル・オルガド(KTM)がトップを奪い、1周目はトップの入れ替わる激しい争いが続いた。
2周目は、オルガドがトップをキープ。離されることなく、2番手に佐々木歩夢、3番手デニス・オンジュ(KTM)、4番手ディオゴ・モレイラ(KTM)、5番手ジャウメ・マシア(ホンダ)、6番手イバン・オルトラ(KTM)、7番手アンドレア・ミニョ(KTM)、8番手チャビエル・アルティガス(CFMOTO)、9番手ダビド・サルバドール(KTM)、10番手に山中琉聖(ガスガス)。
3周目でシャリフディン・アズマン(KTM)が転倒。セクター4でイエローフラッグが出されたが、オルガドはトップで走り続け、佐々木は2番手に付けた。3番手はオンジュ。
4周目に入っても、依然トップはオルガド。2番手に佐々木、3番手オンジュ、4番手モレイラ、5番手マシア、6番手オルトラ、7番手アルティガス、8番手ミニョ、9番手サルバドール、10番手に山中と順位は大きく変わらず接戦。このトップ10集団以降との差が、4周目には1.454と広がった。
5周目には12番手を走るダビド・アロンソ(ガスガス)が1分42秒085の大会ファーステストラップを記録。10位までとそれ以降の集団の差も少し縮まっていた。
6周目に12コーナーでミニョが転倒すると、上位集団は9台になった。その中で山中は前を走るサルバドールを抜いており、ミニョの転倒により8番手に上がった。この時点でトップがオルガド、2番手に佐々木、3番手オンジュ、4番手オルトラ、5番手モレイラ、6番手マシア、7番手アルティガス。
7周目に入ると、山中が1分42秒054でアロンソのファーステストラップを更新。山中は8周目にも1分41秒935のファーステストを叩き出す。8周目には、スコット・オグデン(ホンダ)が7コーナーで転倒。10周目に、5位争いをしていたモレイラが13コーナーで転倒。これにより、山中の順位は7番手となった。この頃には、山中までの上位集団とそれ以降では1.958秒差がひらいていた。
その後も上位集団と後方集団で激しいバトルは続き、残り5ラップとなったところで、2番手の佐々木が1分41秒908のファーステストを更新すると、3番手のマシアも1分41秒806と更に最速を更新し、激しい戦いは続き、佐々木は一時3番手に下がった。
残り4周では、マシアが1分41秒797の最速を更新すると、すぐに山中が1分41秒789と更に最速を更新し、熱い戦いが繰り広げられた。3番手に下がっていた佐々木だが、残り3周のシケインではマシアの前に出た。その後は、首位のオルガドにも追いつきそうな勢いで追い上げたものの、最終ラップ首位でチェッカーを受けたのはオルガド。2位に佐々木。佐々木はレース後インタビューで、本来もっと攻められたかもしれないが、過去の転倒を思い出し、2位にとどまったと話した。同時に母の日なので、母に感謝を伝えたいとも語っていた。
3位はマシア、4位オルトラ、山中はオンジュを抜いて5位となった。
その他の日本人ライダーは、鳥羽海渡12位、鈴木竜生13位、古里太陽は最終ラップの9コーナーで転倒リタイヤという記録となった。
MotoGP 第5戦フランスGP Moto3クラス3日目決勝結果 第2戦アルゼンチンGP Moto3クラス決勝結果
1 ダニエル・オルガド (KTM)
2 佐々木歩夢 (ハスクバーナ)
3 ジャウメ・マシア (ホンダ)
4 イバン・オルトラ (KTM)
5 山中琉聖 (ガスガス)
6 デニス・オンジュ (KTM)
7 チャビエル・アルティガス (CFMOTO)
8 ダビド・アロンソ (ガスガス)
9 ホセ・アントニオ・ルエダ (KTM)
10 ステファノ・ネパ (KTM)
11 ジョエル・ケルソ (CFMOTO)
12 鳥羽海渡 (ホンダ)
13 鈴木竜生 (ホンダ)
14 ダビド・サルバドール (KTM)
15 コリン・ベイヤー (ハスクバーナ)
16 リカルド・ロッシ (ホンダ)
17 マッテオ・ベルテッレ (ホンダ)
18 フィリッポ・ファリオリ (KTM)
19 ロマーノ・フェナティ (ホンダ)
20 アナ・カラスコ (KTM)
21 マリオ・アジ (ホンダ)
22 ジョシュア・ワットリー (ホンダ)
R 古里太陽 (ホンダ)
R ディオゴ・モレイラ (KTM)
R スコット・オグデン (ホンダ)
R アンドレア・ミニョ (KTM)
R シャリフディン・アズマン (KTM)
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