MotoGP第5戦フランスGP Moto2クラス3日目決勝結果
2023/05/15
Moto2クラス決勝はフランス、ルマン、ブカッティ・サーキットでフランス時間昼12時15分(日本時間午後7時15分)から始まった。フランスの晴れ空、気温17度、路面温度31度、ドライコンディションで22周が競われる予定だった。レースはフランスの晴れやかな気候とは反して、荒れたレースとなった。
好スタートでポールポジションから発進したサム・ロウズ(カレックス)は、最初のコーナー周辺でアロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)とトニー・アルボリーノ(カレックス)に先を許すと、2周目で転倒。同じ2周目の5コーナーでは、アルベルト・アレナス(カレックス)とアロン・カネト(カレックス)、マニュエル・ゴンザレス(カレックス)の3台が絡む大クラッシュがあり、レースは赤旗中断。
再スタートで14周が争われることになった。ここでもサム・ロウズにはトラブルが発生。転倒後の再スタート準備のため、サイティングラップのゲートが閉まる時間には間に合わず、ポールポジションスタートの予定が最後尾からのスタートとなった。
14周の再スタートでホールショットを獲ったのはトニー・アルボリーノ(カレックス)。2番手アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)、3番手ペドロ・アコスタ(カレックス)、4番手フィリップ・サラッチ(カレックス)、5番手セレスティーノ・ビエッティ(カレックス)、6番手フェルミン・アルデゲール(ボスコスクーロ)、7番手ジェイク・ディクソン(カレックス)、8番手ソムキャット・チャンドラ(カレックス)、9番手バリー・バルタス(カレックス)、10番手ジョー・ロバーツ(カレックス)、11番手が小椋藍(ホンダ)。
トップを行くアルボリーノは後続を離そうとする中、2周目には2番手はアコスタとロペスが入れ替わり、2番手アコスタ、3番手ロペスとなった。3周目で1分36秒068のファーステストを出したアコスタだが、4周目には7コーナーで転倒リタイアとなった。同じ4周目にロリー・スキナー(カレックス)も6コーナーで転倒リタイアした。
5周目には3番手だったサラッチが2番手に浮上。5周目には1.806秒差のあった1位アルボリーノと2位サラッチの差は5周目0.621秒差、6周目0.472秒差、7周目0.468と差は縮まっていった。その間に、7番手走行中だったアルデゲールにロングラップペナルティーが出され、アルデゲールは9周目に10番手へ順位を落とす。
そこまでに、上位4名が転倒などで居なくなってからの16番グリッドスタートだった小椋藍(ホンダ)は、1周目の11番手からひとつ順位を上げており、アルデゲールがロングラップペナルティーの間に9番手へ一度は浮上した。
アルボリーノは最終ラップまで差を縮められながらも逃げ切り、トップでチェッカー。2位サラッチ、3位ロペスとなり、日本人ライダー小椋は、アルデゲールとセルジオ・ガルシア(カレックス)と8位争いの結果、最終9位でチェッカーを受けた。
アルボリーノがトップで25ポイントを取った結果、チャンピオンシップ争いは1位アルボリーノ99ポイント、2位アコスタ74ポイント、3位ロペス61ポイントとなった。
MotoGP第5戦フランスGP Moto2クラス決勝結果
1 トニー・アルボリーーノ (カレックス)
2 フィリップ・サラッチ (カレックス)
3 アロンソ・ロペス (ボスコスクーロ)
4 セレスティーノ・ビエッティ (カレックス)
5 ジェイク・ディクソン (カレックス)
6 ソムキャット・チャントラ (カレックス)
7 バリー・バルタス (カレックス)
8 フェルミン・アルデゲール (ボスコスクーロ)
9 小椋藍 (カレックス)
10 セルジオ・ガルシア (カレックス)
11 ルーカス・トゥロビッチ (カレックス)
12 ジョー・ロバーツ (カレックス)
13 ジェレミー・アルコバ (カレックス)
14 デニス・フォッジヤ (カレックス)
15 サム・ロウズ (ボスコスクロ)
16 ショーン・ディラン・ケーリー (カレックス)
17 マルコス・ラミレス (フォワード)
18 ボ・ベンスナイダー (カレックス)
19 セナ・アギウス (カレックス)
20 ゾンダ・ファン・デン・グールベルク (カレックス)
21 ロレンツォ・ダラ・ポルタ (カレックス)
22 イザン・グエバラ (カレックス)
23 ボルハ・ゴメス (カレックス)
NC アレックス・エスクリグ (フォワード)
NC ペドロ・アコスタ (カレックス)
NC ロリー・スキナー (カレックス)
NS マニュエル・ゴンザレス (カレックス)
NS アルベルト・アレナス (カレックス)
NS アロン・カネト (カレックス)
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