全日本RR第1戦もてぎ【J-GP3予選】ディフェンディングチャンピオン尾野弘樹が予選1位
2023/04/01
3度目の富沢祥也賞を獲得した尾野弘樹
全日本RR選手権開幕戦もてぎのJ-GP3クラス予選は尾野弘樹(P.MU 7C GALESPEED)が制してポールポジションを獲得した。
通常よりも一日早い木曜日から走行が始まった開幕戦。二日間の練習走行は、木内尚汰(Team Plusone)、彌榮郡(MARUMAE with Club PARIS)といった若手が積極的にタイムを出す。
土曜日の予選は30分間のタイムアタック。セッション開始から彌榮、木内がタイムアタックをスタート。3周目には木内が2分00秒472と早速2分00秒台に突入。続いて高杉奈緒子(TEAM NAOKO KTM)も2分00秒台をマーク。木内は5周目には2分00秒234とタイムを詰め、彌榮が2分00秒809、ディフェンディングチャンピオン尾野も2分00秒台をマークするなど、アタック合戦が過熱。
残り10分を切ったところで尾野が1分59秒862と真っ先に1分59秒台に突入。木内も2分00秒234と自身のタイムを詰めるが、2分の壁を破ることができない。木内、若松怜(JAPAN POST HondaDream TP)が2分00秒前半、彌榮、高杉が2分00秒後半のタイムで周回。
最後の最後までタイムアタックを続ける各車。しかし尾野以外に2分を切る者は現われず、そのまま尾野がポールポジション獲得となった。
尾野弘樹(P.MU 7C GALESPEED)
「予選で2分は切りたいと思っていました。でも昨日の段階で現実的には厳しいかなって思っていて、今日走ってみてもやっぱり2分切るのは厳しいと思いながら走っていました。ベストタイムを出したときは、ちょうど自分のタイム計時モニターが壊れていて、1分59秒台に入ったことは知らなかったんです。うれしいですが、『出ちゃった』って感じです」
「決勝は楽ではないと思います。若手も速くなっているし、上位は僕以外がほとんどブリヂストンという状況です。去年は木内選手とのバトルでしたが、今年はほかのライダーも来るだろうし、木内選手も積極的に前に来るだろうから、見極めながら、うまく走りたいです」
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