MotoGP第19戦マレーシアGP Moto3決勝
2022/10/23
MotoGP第19戦マレーシアGP、Moto3クラスは、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで決勝レースを行ない、ジョン・マクフィー(ハスクバーナ)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは曇り空ながら、気温31度、路面温度36度のドライコンディションの下、17周で争われた。
イサン・グエバラ(ガスガス)が好スタートを切り、デニス・フォッジア(ホンダ)が続く。序盤は大きな集団でのトップ争いが展開されるが、2周目の9コーナー立ち上がりでトップ集団の一角にいたステファノ・ネパ(KTM)がハイサイド転倒。マシンとライダーがライン上に残ったため、後続のライダーたちがこれを避ける間に、先行していたダビド・ムニョス(KTM)、セルジオ・ガルシア(ガスガス)、ジャウメ・マシア(KTM)、フォッジア、ディエゴ・モレイラ(KTM)の5人がトップ集団となる。
この中から4周目にムニョスが9コーナーで転倒しリタイアに。序盤はトップ集団で周回を重ねた鈴木 竜生(ホンダ)も4周目の9コーナーで転倒を喫しリタイアに終わる。
5周目には佐々木 歩夢(ハスクバーナ)がトップ集団に追いつき、さらにダニエル・オルガド(KTM)、グエバラ、イバン・オルトラ(KTM)も加わり、トップ集団は8人に膨れ上がる。レース中盤にはリカルド・ロッシ(ホンダ)とマクフィーもトップ集団の背後につき、10人のライダーが接戦を繰り広げる。
その中でフォッジアとグエバラ、佐々木がポジション争いを繰り広げるが、14周目の最終コーナー立ち上がりでトップを走っていた佐々木にグエバラが接触。グエバラはコースオフを喫し、トップ集団から脱落する。
レース終盤はガルシアがトップ争いリードし、フォッジア、佐々木、マシアのトップ集団が最終ラップまで接戦を繰り広げる。
最終ラップの9コーナーでトップに立ったのはフォッジア。佐々木も13コーナーで前に出ようとするが、立ち上がりでワイドになり、そのインをついたのがマクフィー。マクフィーが14コーナーをトップで立ち上がり、バックストレートへ。佐々木がそのスリップにつき、トップをねらう。
佐々木は最終コーナー進入で前に出たものの、わずかにはらみ、そのインをついたマクフィーがトップで最終コーナーを立ち上がり、優勝した。22番グリッドからスタートしたマクフィーは、追い上げて、2020年のサンマリノGP以来となるグランプリ通算4勝目を記録した。
僅差の2位に佐々木が続き、ハスクバーナ・マックスチームがワンツーフィニッシュを達成。3位にガルシアが続き、前戦に続いて表彰台を獲得。
マシアは4位、モレイラは5位、フォッジアは6位でチェッカーを受けた。7位にオルガドが入賞。山中 琉聖(KTM)が8位に入賞し、9位にオルトラ、10位にデニス・オンジュ(KTM)が入賞した。グエバラは12位でチェッカーを受けた。
鳥羽 海渡(KTM)は17位でゴール。古里 太陽(ホンダ)はポイント圏内を争っていたが16周目の1コーナーで転倒を喫しリタイアに終わった。
MotoGP第19戦マレーシアGP Moto3クラス決勝結果
1 ジョン・マクフィー(ハスクバーナ)
2 佐々木 歩夢(ハスクバーナ)
3 セルジオ・ガルシア(ガスガス)
4 ジャウメ・マシア(KTM)
5 ディエゴ・モレイラ(KTM)
6 デニス・フォッジア(ホンダ)
7 ダニエル・オルガド(KTM)
8 山中 琉聖(KTM)
9 イバン・オルトラ(KTM)
10 デニス・オンジュ(KTM)
11 チャビエル・アルティガス(CFMOTO)
12 イサン・グエバラ(ガスガス)
13 エリア・バルトリーニ(KTM)
14 アンドレア・ミーニョ(ホンダ)
15 アドリアン・フェルナンデス(KTM)
16 シャリフディン・アズマン(ホンダ)
17 鳥羽 海渡(KTM)
18 ジョエル・ケルソ(KTM)
19 ロレンソォ・フロン(ホンダ)
20 ニコラ・カラーロ(KTM)
21 マリオ・アジ(ホンダ)
22 アナ・カラスコ(KTM)
23 ジョシュア・ワットリー(ホンダ)
R 古里 太陽(ホンダ)
R リカルド・ロッシ(ホンダ)
R カルロス・タタイ(CFMOTO)
R アルベルト・スーラ(ホンダ)
R 鈴木 竜生(ホンダ)
R ダビド・ムニョス(KTM)
R ステファノ・ネパ(KTM)
R スコット・オグデン(ホンダ)
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