SBK(スーパーバイク世界選手権)第10戦アルゼンチン 3日目
2022/10/24
SBK(スーパーバイク世界選手権)第10戦アルゼンチンラウンドは、アルゼンチンのサーキット・サンファン・ビリクムでスーパーポールレース、レース2が開催された。
SBKのスーパーポールレースは、気温22度、路面温度45度のドライコンディションの下、10周で争われた。
ポールからスタートしたトプラック・ラズガットリオグル(ヤマハ)がレースをリード。ジョナサン・レイ(カワサキ)アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)の順で続き、1周目からトップ集団の3人が、4番手以下にリードをとって接戦を展開。
3周目にレイがトップに浮上し、バウティスタは二人からやや遅れる。レイは5周目のコントロールラインまでトップをキープするが、6周目の1コーナーでオーバーラン。ラズガットリオグルがトップに、バウティスタも2番手に浮上。レイはバウティスタから1秒半ほど遅れ3番手に後退する。
8周目のバックストレートではバウティスタがラズガットリオグルを交わしてトップに浮上するが、ラズガットリオグルもすぐに抜き返し接戦のバトルを展開。その間にレイはファステストラップを更新して二人との差を縮める。最終ラップに入る1コーナーでラズガットリオグルがトップに浮上。レイも二人の真後ろまで迫るが、ラズガットリオグルが逃げ切って優勝。0秒613差の2位にバウティスタが続き、レイはバウティスタまで0秒243差まで迫ったが、勝負を仕掛けるまでには至らず3位でゴール。
マイケル・リナルディ(ドゥカティ)が4位、アレックス・ロウズ(カワサキ)が5位、イケル・レクオナ(ホンダ)が6位、アクセル・バッサーニ(ドゥカティ)が7位に入賞。3人のライダーによる接戦となった8位争いをチャビ・ビエルへ(ホンダ)が制し、ロリス・バズ(BMW)が僅差の9位、アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)が僅差の10位でゴール。野左根 航汰(ヤマハ)は16位でチェッカーを受けた。
決勝レース2は気温28度、路面温度53度のドライコンディションの下、21周で争われた。
レイが好スタートを切るが、1周目にリナルディがトップに浮上する。レイは2番手で1周目のコントロールラインを通過、ロウズ、バウティスタ、ラズガットリオグルの順で続く。
2周目の8コーナーと10コーナーでレイがラインを外し、6番手に後退。リナルディは4周目までトップをキープするが、4周目にロウズを交わして2番手に浮上したバウティスタが5周目のバックストレートでリナルディを交わしてトップに浮上する。ラズガットリオグルも6周目の1コーナーでリナルディを交わして2番手に上がると、トップを争う二人が3番手以下に約1秒のリードを取って周回を重ねる。
レース中盤の10周目あたりから、バウティスタがラズガットリオグルとの差を広げ始めると、15周目にはその差を約1秒半とし、バウティスタがトップ独走態勢を築く。
バウティスタはそのまま最終ラップまでリードを広げ続け、トップでチェッカーを受け、レース1に続いて優勝。今シーズン14勝目を記録した。ラズガットリオグルは3秒389差の単独2位でチェッカーを受けた。
チャンピオンシップ争いではランキングトップのバウティスタが、ランキング2位のラズガットリオグルとのポイント差を82ポイントに拡大した。
3番手争いは、レイが18周目のバックストレートエンドの8コーナー進入でロウズを交わして3番手に浮上。最後はロウズを引き離して単独3位でゴール。
レイと1秒866差の4位にロウズが入賞。リナルディは5位に入賞した。チームメイト同士の6番手争いをビエルへが制して6位に入賞。0秒203差の7位にレクオナが続いた。
ロカテッリが8位、レディングが9位に入賞。マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)が10位に続き、野左根は16位でチェッカーを受けた。
SSP(スーパースポーツ世界選手権)のレース2は気温度、路面温度度のドライコンディションの下、19周で争われた。
好スタートでレースをリードしたのはフェデリコ・カリカスロ(ドゥカティ)。ラファエル・デ・ローサ(ドゥカティ)、ロレンツォ・バルダッサーリ(ヤマハ)の順で続き、カリカスロは3周目までレースをリードするが、4周目の5コーナーでデ・ローサがトップに立つ。
デ・ローサは8周目には2番手以下に約1秒のリードを取り、トップをキープしていたが、11周目のコーナーで転倒。再スタートしたものの、ピットに戻ってリタイアとなる。
デ・ローサの脱落で、バルダッサーリがトップに浮上、カリカスロ、エガターの3人が接戦のトップ争いを展開する。15周目にカリカスロが挙動を乱し、エガターが2番手に浮上。レース終盤はバルダッサーリとエガターが接戦のトップ争いを展開。
17周目の10コーナーでエガターがトップに浮上するが、18周目のバックストレートエンドではバルダッサーリがトップを奪還し、最終ラップへと入っていく。
エガターは15コーナーでバルダッサーリを交わしてトップに浮上。この攻防でバルダッサーリはラインを外し、その間にカリカスロが先行。エガターがトップでチェッカーを受け、レース1に続いて連勝。2位にカリカスロ、バルダッサーリはカリカスロと0秒172差の3位となった。
SBK第10戦アルゼンチン SBK スーパーポールレース リザルト
1 トプラック・ラズガットリオグル(ヤマハ)
2 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)
3 ジョナサン・レイ(カワサキ)
4 マイケル・リナルディ(ドゥカティ)
5 アレックス・ロウズ(カワサキ)
6 イケル・レクオナ(ホンダ)
7 アクセル・バッサーニ(ドゥカティ)
8 チャビ・ビエルへ(ホンダ)
9 ロリス・バズ(BMW)
10 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)
11 マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)
12 チャビ・フォレス(ドゥカティ)
13 ギャレット・ガーロフ(ヤマハ)
14 スコット・レディング(BMW)
15 フィリップ・エッテル(ドゥカティ)
16 野左根 航汰(ヤマハ)
17 レアンドロ・メルカド(ホンダ)
18 ルーカス・マヒアス(カワサキ)
19 ユージン・ラバティ(BMW)
20 オリバー・クーニッヒ(カワサキ)
21 マキシミリアン・シャイブ(ホンダ)
22 マルコ・ソロルサ(カワサキ)
SBK第10戦アルゼンチン SBK決勝レース2 リザルト
1 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)
2 トプラック・ラズガットリオグル(ヤマハ)
3 ジョナサン・レイ(カワサキ)
4 アレックス・ロウズ(カワサキ)
5 マイケル・リナルディ(ドゥカティ)
6 チャビ・ビエルへ(ホンダ)
7 イケル・レクオナ(ホンダ)
8 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)
9 スコット・レディング(BMW)
10 マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)
11 ユージン・ラバティ(BMW)
12 ギャレット・ガーロフ(ヤマハ)
13 チャビ・フォレス(ドゥカティ)
14 フィリップ・エッテル(ドゥカティ)
15 ルーカス・マヒアス(カワサキ)
16 野左根 航汰(ヤマハ)
17 ロリス・バズ(BMW)
18 オリバー・クーニッヒ(カワサキ)
19 レアンドロ・メルカド(ホンダ)
20 アクセル・バッサーニ(ドゥカティ)
21 マキシミリアン・シャイブ(ホンダ)
22 マルコ・ソロルサ(カワサキ)
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