サイクスが今季4回目のポールポジションを獲得(SBK第10戦セパン 2日目)
2015/08/01
SBK(スーパーバイク世界選手権)第10戦セパンラウンドは、マレーシアのセパンサーキットで2日目の予選を行ない、トム・サイクス(カワサキレーシングチーム)が2分03秒240でポールポジションを獲得した。
3回のフリー走行で総合トップに立ったのはジョルディ・トーレス(アプリリアレーシングチーム-レッドデビルズ)。サイクスはフリー走行総合9番手からスーパーポール2への進出を決めたが、スーパーポール2直前のフリー走行4回目ではトップタイムを記録していた。フリー走行総合11番手以下の10名のライダーによって争われたスーパーポール1でトップタイムを記録したのはマッテオ・バイオッコ(アルテアレーシング)。アレックス・ロウズ(ボルトコム・クレセント・スズキ)が2番手に続き、この2名を加えた12名のライダーによってスーパーポール2は気温34度、路面温度49度のドライコンディションで争われた。
開始4分すぎにまずトップタイムを記録したのはレオン・ハスラム(アプリリアレーシングチーム-レッドデビルズ)だったが、トーレスが直後に2分03秒890を記録してトップに立ち、1回目のアタックを終える。
15分のセッションの残り5分を切ったあたりで2回目のアタックが始まり、残り約2分でシルバン・ギュントーリ(パタ・ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム)が2分03秒836を記録してトップに浮上する。しかし、トーレスがチェッカーと同時に2分03秒510をたたき出しトップを奪還。このままポールかと思われたが、サイクスが最後のアタックで2分03秒240を記録し、今シーズン4回目となるポールポジションを獲得した。
トーレスは2分03秒510で2番手、ギュントーリが2分03秒836で3番手に続き、最後のアタックで2分03秒948を記録したマックス・ビアッジ(アプリリアレーシングチーム)は4番手となった。
5番手に2分04秒018でロウズがジャンプアップ。6番手に2分04秒179でチャズ・デイビス(Aruba.it レーシング-ドゥカティSBKチーム)が続き、チャンピオンシップリーダーのジョナサン・レイ(カワサキレーシングチーム)は2回目のアタックラップ中にマシンが大きく振られてしまい、2分04秒207で7番手に終わった。ハスラムが2分04秒214で8番手に。9番手に2分04秒654でニッコロ・カネパ(アルテアレーシング)、10番手に2分05秒000でマッテオ・バイオッコ(アルテアレーシング)の順となった。
ランディ・ド・ピュニエ(ボルトコム・クレセント・スズキ)は2分05秒100で11番手。フリー走行総合7番手でスーパーポール2進出を決めていたアイルトン・バドビーニ(BMWモトラッド・イタリアSBKチーム)はフリー走行4回目に激しく転倒、ドクターストップにより、スーパーポール2と決勝レースを欠場することになった。これによりスーパーポール1セッション3番手のマイケル・ファン・デル・マーク(パタ・ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム)は2分05秒004で総合順位では13番手だったが、バドビーニの欠場により、12番グリッドから決勝レースをスタートすることになった。
WSS(スーパースポーツ世界選手権)クラスでは、パトリック・ヤコブセン(コア モータースポーツ タイランド)が2分08秒244でWSS初ポールポジションを獲得。2番手に2分08秒424でケナン・ソフォグル(カワサキ・プセッティ・レーシング)、3番手に2分08秒462でジュール・クルゼール(MVアグスタ・レパルトコルセ)の順で続いた。
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