全日本RR第7戦岡山【ST600決勝】長尾健吾が涙の今季初優勝
2022/09/18
優勝
長尾健吾(TBB TEAMKENKEN YTch L8)
「スタートを2回とも失敗してしまったので、自分としては赤旗に救われたかなと思っています。レインタイヤは久々で、どうなるか分からない状況でした。路面の状況から、転ばないことが第一でした。ただ、長くST600で戦ってきて、レインマイスターみたいなところもあるので、レインだったら表彰台はねらわないと! という気持ちがありました。バイクは仕上がっていましたが、グリッドでメカの父に『セッティングを変えてない!』と聞きました。ドライのセットのままでしたが、みんなの動きも同じような感じだったので、ここで見せるぞとスイッチを切り替えました」
「僕としては10周が長かったです。でもミスなく走ることができ、今年だめだったところが一気に巻き返せたと思います。最終戦に向けていいコンディションで迎えられるのでよかったです。鈴鹿は8耐でのいい感触のまま乗り込んで、気を抜かずに臨みたいです」
2位
荒川晃大(MOTOBUM HONDA)
「赤旗が続き、スタートは毎回うまくできましたが、できればドライのレースがしたかったです。雨が降り、ドタバタのレースでしたが、チームスタッフや手伝ってくれている方々の賢明の整備で、しっかり送り出させてもらえたことをありがたく思います。そういうこともあり、ここは落とせないぞという気持ちでした。周回数が少なくて救われました」
「自分でペースが作れるかなと思ったのですが、フロントの接地感が得られずに難しかったです。ST600は毎戦優勝者が違う混戦で、ライバルたちもすごい速さを身につけてきています。でも最終戦は大好きな鈴鹿サーキットなので、きっちりと優勝できればなと思っています」
3位
阿部恵斗(Team 51 GARAGE YAMAHA)
「1回目の赤旗前はすごくフィーリングよく走れていて、鈴木選手が前にはいましたが、パスできそうだったところで赤旗になってしまいました。2回目のスタートもホールショットが取れて、シケインを曲がったくらいのところで後ろと差がついていたので、いけるぞって思ったところで赤旗。3回目は、チームのテストで事前にウエットコンディションを走ったことあり、そのときの悪いフィーリングが頭に残っていて、それが仇となりました。序盤からプッシュできていれば、タイムは長尾選手と戦えるタイムが出ていました。僕の強みはレース後半なのに、序盤がふがいない走りだったから、それが生かせませんでした。元々雨の苦手意識はないんですが、最初の出遅れが響いてしまいました」
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