EWC(世界耐久選手権)第4戦ボルドール24時間
2022/09/19
EWC(世界耐久選手権)第4戦(最終戦)ボルドール24時間はフランスのポール・リカールサーキットで決勝レースを行ない、VILTAIS RACING IGOL/YZF-R1が優勝した。
今年のボルドール24時間は記念すべき100周年記念レースとして開催された。予選でポールポジションを獲得したのは、BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM/M1000RR。YART - Yamaha Official Team EWC/YZF-R1、Yoshimura SERT Motul/GSX-R1000、F.C.C. TSR Honda France/CBR1000RR-Rと各メーカーのトップチームがグリッド上位に並んだ。しかし、決勝が始まると、トップチームが次々にトラブルで脱落する波乱の展開となった。
VILTAIS RACING IGOLは序盤から表彰台圏内を争い、残り2時間を切ったところでトップに浮上。トータル718周を回り、2位に1周差をつけて優勝した。
2位に717周を回ったWojcik Racing Team EWC 77/YZF-R1が入賞。3位に716周でWEBIKE SRC KAWASAKI FRANCE/ZX-10Rが続いた。
F.C.C. TSR Honda France/CBR1000RR-Rは2時間経過時点でトップを走っていたが、その後、トラブルに見舞われ後退。6時間経過時点でトップ10圏内に戻ると、チャンピオン争いのライバルが次々に脱落したことから、タイトル奪還のための戦略を実行。714周を回り、4位に入賞し、2017-2018シーズン以来4シーズンぶり2度目となるライダー、チームのEWCチャンピオンを獲得した。
序盤からトップ争いに加わり、16時間目から22時間目までレースをリードしたERC Endurance Ducati/Panigale V4は3人のライダーの一人が体調不良により、レースの大半を2人のライダーで走り、終盤に失速。706周を回り5位となった。6位にMACO RACING Team/YZF-R1が続き、総合7位のRAC41-CHROMEBURNER/CBR1000RR-Rが704周を回って、SSTクラス優勝。
日本からスポット参戦したTONE RT SYNCEDGE 4413 BMW/M1000RRはトラブルに見舞われながら、611周を回って完走し、総合28位、EWCクラス10位でポイントを獲得した。
日本人ライダーの渥美心が所属するOG MOTORSPORT BY SARAZIN/YZF-R1は11時間経過時点までSSTクラストップとなる総合7位を走っていたが、クラッシュにより、13時間目を前にリタイアとなった。
ポールスタートのBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMはスタートから2時間経過目前にマシントラブルでピットイン、68周を回ってリタイアに終わった。
YART - Yamaha Official Team EWC/YZF-R1はスタート時にトラブルに見舞われ後退。しかし、すぐに挽回し、3時間経過時点でトップに浮上する。ところが再びトラブルに見舞われピットに戻り、104周を回ったところでリタイアに終わった。ヤマハはマニュファクチャラーズタイトルを獲得。
連覇をかけてランキングトップで最終戦に臨んだYoshimura SERT Motul/GSX-R1000はスタート1時間すぎマシントラブルにより、リタイアに。Yoshimura SERT Motulはライダー、チームランキング2位を獲得した。
こんな記事も読まれています