MotoGP第13戦オーストリアGP MotoGP決勝
2022/08/22
MotoGP第13戦オーストリアGP、MotoGPクラスは、オーストリアのレッドブル・リンクで決勝レースを行ない、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースはドライコンディションの下、28周で争われた。
バニャーヤはスタートからトップに立ちレースをリード、ポールポジションスタートのエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、ジャック・ミラー(ドゥカティ)、ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)が続き、序盤からドゥカティ勢が上位を独占する。
5周目の4コーナーでバスティアニーニがランオフエリアに飛び出し、大きく後退。バスティアニーニはコースに復帰したものの、ピットに戻ってリタイアとなる。
トップ争いはバニャーヤとミラーがやや抜け出し、7周目の9コーナーでミラーが前に出るが、バニャーヤもすぐにトップを奪い返す。この時点で3番手のマルティンとは約1秒半の差があったものの、その後、マルティンがその差を縮め、11周目にはミラーの背後に迫る。さらに4番手のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)もマルティンとの差を周回ごとに縮め、15周目にはマルティンの背後に迫る。
トップのバニャーヤはわずかにミラーにリードを取ってトップをキープ、ミラーは追いつかれたマルティンとの接戦となるが、17周目のシケインでマルティンがラインを外し、4番手に後退。代わって3番手にクアルタラロが浮上する。
その後、クアルタラロはミラーとの差を周回ごとに縮めると、終盤に差し掛かった21周目にはミラーに追いつき、25周目のシケインでクアルタラロがミラーを交わして2位に浮上。さらに一度は後退したマルティンが2番手争いに追いつき、クアルタラロに続いてミラーを交わして3位に浮上。しかし、すぐに3コーナーでミラーが3位の座を奪還する。
トップを走るバニャーヤは、終盤には2番手のクアルタラロに1秒以上のリードを取って、そのままトップでチェッカーを受け、オランダGPから3連勝となる今シーズン5勝目を記録。2位にクアルタラロが入賞した。
3位争いは最終ラップの1コーナーでミラーのインを突いたマルティンが前に出た直後にスリップダウン。ミラーが3位でゴールした。
4位にルカ・マリーニ(ドゥカティ)が入賞し、インディペンデントチームのトップとなった。5位にヨハン・ザルコ(ドゥカティ)が続き、3人のライダーによる6位争いを制して、6位ににアレイシ・エスパロガロ(アプリリア)が入賞。僅差の7位にブラッド・ビンダー(KTM)、8位にアレックス・リンス(スズキ)が入賞した。マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)が9位でゴール。マルティンは再スタートし、10位でチェッカーを受けた。
11位にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)、12位にミゲール・オリベイラ(KTM)が入賞。マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)は序盤はトップ集団の中で周回を重ねたが、その後後退し、13位でゴール。アレックス・マルケス(ホンダ)が14位、アンドレア・ドビジオーゾ(ヤマハ)が15位に入賞。
ポル・エスパロガロ(ホンダ)が16位、ステファン・ブラドル(ホンダ)が17位に、ラウル・フェルナンデス(KTM)が18位、ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)が19位でチェッカーを受けた。レミー・ガードナー(KTM)は6周目に転倒、再スタートして1周遅れの20位でゴール。
フランコ・モルビデリ(ヤマハ)は12番手を争っていた25周目に転倒を喫しリタイアに。ダリン・ビンダー(ヤマハ)は転倒リタイア、中上 貴晶(ホンダ)は10周目に転倒リタイア。ジョアン・ミル(スズキ)はスタート直後の4コーナーでハイサイド転倒しリタイアとなった。
MotoGP第13戦オーストリアGP MotoGPクラス決勝結果
1 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
2 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
3 ジャック・ミラー(ドゥカティ)
4 ルカ・マリーニ(ドゥカティ)
5 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
6 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
7 ブラッド・ビンダー(KTM)
8 アレックス・リンス(スズキ)
9 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
10 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
11 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
12 ミゲール・オリベイラ(KTM)
13 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
14 アレックス・マルケス(ホンダ)
15 アンドレア・ドビジオーゾ(ヤマハ)
16 ポル・エスパロガロ(ホンダ)
17 ステファン・ブラドル(ホンダ)
18 ラウル・フェルナンデス(KTM)
19 ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)
20 レミー・ガードナー(KTM)
R フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
R ダリン・ビンダー(ヤマハ)
R 中上 貴晶(ホンダ)
R エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
R ジョアン・ミル(スズキ)
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