MotoGP第9戦カタルニアGP Moto3決勝
2022/06/06
MotoGP第9戦カタルニアGP、Moto3クラスは、スペインのバルセロナ-カタルニアサーキットで決勝レースを行ない、イサン・グエバラ(ガスガス)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温27度、路面温度42度のドライコンディションの下、21周で争われた。
序盤から大きな集団のトップ争いが展開。序盤はデニス・フォッジア(ホンダ)がトップに立ち、鈴木 竜生(ホンダ)、グエバラらが続いてトップ争いを展開する。フォッジアは3周目までレースをリードするが、4周目に4番手に後退。7周目にマシントラブルに見舞われ、10コーナーでグラベルに出てリタイアとなってしまう。
鈴木、グエバラ、セルジオ・ガルシア(ガスガス)がポジションを入れ替えながらトップ争いを展開。トップ集団の中で、9周目の10コーナーでダニエル・オルガド(KTM)と山中 琉聖(KTM)、ダビド・サルバドーリ(ハスクバーナ)が接触して転倒。これでトップ集団は7人となるが、レース中盤には再び10人ほどのトップ集団となる。
レース終盤に入った15周目以降は、グエバラがわずかに2番手以下をリードするが、その後、ガルシアとダビド・ムニョス(KTM)が追いつき接戦のトップ争いとなる。しかし、残り2周でグエバラが約1秒のリードを取って単独トップに立つと、そのままチェッカーを受け、今シーズン2勝目を記録した。
2番手争いは、ムニョス、鈴木、ガルシアの3人が最終ラップまで接戦を展開。最終ラップの5コーナー立ち上がりで鈴木が前に出るが、6コーナーでラインがわずかにワイドとなった間にムニョス、ガルシアが鈴木の前に。ムニョスがそのまま2位でゴール。鈴木は最終コーナーでガルシアを交わして3位でゴールした。
2021年のMoto3ジュニア世界選手権ランキング3位、レッドブル・MotoGPルーキーズカップランキング2位を獲得した後、今シーズンからグランプリにレギュラー参戦するルーキーの16歳のムニョスだが、16歳の誕生日の関係で前戦イタリアGPでデビュー、グランプリ2戦目で表彰台を獲得した。
鈴木はレース中盤にトップ集団から一時遅れたものの、2番手争いに再び追いつき、2戦連続となる3位表彰台を獲得した。
ガルシアは4位に入賞し、ランキングトップをキープ。5位にデニス・オンジュ(KTM)、6位にカルロス・タタイ(CFMOTO)、7位にジョン・マクフィー(ハスクバーナ)、8位にジャウメ・マシア(KTM)、9位にアドリアン・フェルナンデス(KTM)、10位にチャビエル・アルティガス(CFMOTO)の順で入賞。
鳥羽 海渡(KTM)は6番手走行中の17周目の10コーナーで転倒を喫したが、すぐに再スタートして追い上げ、15位に入賞。山中 琉聖(KTM)は転倒後、再スタートし、21位でゴール。古里 太陽(ホンダ)は10周目の5コーナーで転倒を喫し、リタイアとなった。
MotoGP第8戦カタルニアGP Moto3クラス決勝結果
1 イサン・グエバラ(ガスガス)
2 ダビド・ムニョス(KTM)
3 鈴木 竜生(ホンダ)
4 セルジオ・ガルシア(ガスガス)
5 デニス・オンジュ(KTM)
6 カルロス・タタイ(CFMOTO)
7 ジョン・マクフィー(ハスクバーナ)
8 ジャウメ・マシア(KTM)
9 アドリアン・フェルナンデス(KTM)
10 チャビエル・アルティガス(CFMOTO)
11 リカルド・ロッシ(ホンダ)
12 ジョエル・ケルソ(KTM)
13 マッテオ・ベルテッレ(KTM)
14 スコット・オグデン(ホンダ)
15 鳥羽 海渡(KTM)
16 ステファノ・ネパ(KTM)
17 エリア・バルトリーニ(KTM)
18 イバン・オルトラ(KTM)
19 シャリフディン・アズマン(ホンダ)
20 ロレンソォ・フロン(ホンダ)
21 山中 琉聖(KTM)
22 アナ・カラスコ(KTM)
R マルコス・ウリアルテ(ホンダ)
R アンドレア・ミーニョ(ホンダ)
R ジョシュア・ワットリー(ホンダ)
R 古里 太陽(ホンダ)
R ダビド・サルバドーリ(ハスクバーナ)
R ダニエル・オルガド(KTM)
R マリオ・アジ(ホンダ)
R デニス・フォッジア(ホンダ)
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