MotoGP第8戦イタリアGP Moto3決勝
2022/05/30
MotoGP第8戦イタリアGP、Moto3クラスは、イタリアのムジェロサーキットで決勝レースを行ない、セルジオ・ガルシア(ガスガス)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温20度、路面温度23度のドライコンディションの下、20周で争われた。
ポールポジションからスタートしたデニス・オンジュ(KTM)がレースをリード。ディエゴ・モレイラ(KTM)、イサン・グエバラ(ガスガス)が続き、序盤はこの3人が4番手以下をわずかにリードしてトップ争いを展開する。
3周目に4番手に浮上したデニス・フォッジア(ホンダ)がトップ集団との差を縮め、5周目にはトップに浮上。鈴木 竜生(ホンダ)が2番手に続き、トップ集団は1秒以内に8人前後のライダーがひしめき、長いホームストレートのスリップストリームを生かして、次々にポジションを入れ替えながらの接戦が繰り広げられる。
11周目の1コーナーでラインがややワイドになり、アウトからインに戻ろうとしたオンジュとインからコーナーを立ち上がろうとした鈴木が接触し、オンジュが転倒。さらにこの周の7コーナーでトップ争いから抜け出そうとしていたフォッジアが転倒してしまう。
これでリカルド・ロッシ(ホンダ)、アンドレア・ミーニョ(ホンダ)とレースリーダーが変わる接戦の展開が続く。鈴木はオンジュとの接触でロングラップペナルティを受け、12周目にペナルティを消化したため、トップ集団から後退してしまう。
しかし、鈴木は16周目には再びトップ集団に追いつくと、17周目にはトップに浮上。終盤は鈴木、グエバラ、ガルシア、ミーニョ、山中 琉聖(KTM)、ロッシ、ディエゴ・モレイラ(KTM)の7人が接近戦のトップ争いを展開する。
そして、最終ラップの最終コーナーで、トップ集団の後方につけたロッシとモレイラが接触、モレイラが転倒。グエバラ、ガルシアの順でコントロールラインを通過するが、グエバラが最終ラップの14コーナー立ち上がりでトラックリミットオーバーのペナルティを取られ、1ポジション降格となってしまい、ガルシアが今シーズン3勝目を記録した。
グエバラが2位、鈴木もゴールライン直前、スリップから抜け出して二人に迫るが、0秒012差の3位に入賞。今シーズン初表彰台を獲得した。
4位にミーニョ(ホンダ)、5位に山中 が続き、山中はグランプリベストリザルトを獲得。ロッシが6位に入賞した。
7位にイバン・オルトラ(KTM)、8位にエリア・バルトリーニ(KTM)、9位にマッテオ・ベルテッレ(KTM)、10位にアドリアン・フェルナンデス(KTM)が入賞。鳥羽 海渡(KTM)は16位、古里 太陽(ホンダ)は18位でチェッカーを受けた。
MotoGP第8戦イタリアGP Moto3クラス決勝結果
1 セルジオ・ガルシア(ガスガス)
2 イサン・グエバラ(ガスガス)
3 鈴木 竜生(ホンダ)
4 アンドレア・ミーニョ(ホンダ)
5 山中 琉聖(KTM)
6 リカルド・ロッシ(ホンダ)
7 イバン・オルトラ(KTM)
8 エリア・バルトリーニ(KTM)
9 マッテオ・ベルテッレ(KTM)
10 アドリアン・フェルナンデス(KTM)
11 ダビド・ムニョス(KTM)
12 ジョエル・ケルソ(KTM)
13 マリオ・アジ(ホンダ)
14 ロレンソォ・フロン(ホンダ)
15 デニス・オンジュ(KTM)
16 鳥羽 海渡(KTM)
17 ジャウメ・マシア(KTM)
18 古里 太陽(ホンダ)
19 カルロス・タタイ(CFMOTO)
20 チャビエル・アルティガス(CFMOTO)
21 ジョシュア・ワットリー(ホンダ)
22 アナ・カラスコ(KTM)
R ディエゴ・モレイラ(KTM)
R デニス・フォッジア(ホンダ)
R ジョン・マクフィー(ハスクバーナ)
R ダニエル・オルガド(KTM)
R ステファノ・ネパ(KTM)
R スコット・オグデン(ホンダ)
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