MotoGP第6戦スペインGP Moto3決勝
2022/05/02
MotoGP第6戦スペインGP、Moto3クラスは、スペインのヘレスサーキットで決勝レースを行ない、イサン・グエバラ(ガスガス)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温26度、路面温度35度のドライコンディションの下、22周で争われた。
ポールポジションスタートのグエバラが好スタートでレースをリード。2番グリッドからスタートしたチームメイトのガルシアが続き、序盤はジャウメ・マシア(KTM)、ディエゴ・モレイラ(KTM)の4人がトップ集団を形成する。
しかし、集団の競り合いでペースが落ち、6周目にはデニス・オンジュ(KTM)、7周目にはチャビエル・アルティガス(CFMOTO)がトップ集団に追いつき、レース中盤の10周目には、佐々木 歩夢(ハスクバーナ)も加わり、トップ集団は9人による接戦となった。
佐々木はFP3でのスロー走行のペナルティでグリッド降格となり、26番グリッドからスタートしながら2周目には16番手まで挽回。3周目にロングラップペナルティを消化すると19番手まで後退しながら、中盤前には9番手まで浮上し、トップ集団に加わった。
中盤以降は、モレイラがトップ争いから脱落。マシア、オンジュ、グエバラ、ガルシア、佐々木、アルティガスの6人がポジションを入れ替えながら最終ラップの最終コーナーまでトップ争いを展開した。
最終ラップの最終コーナーでアウト側から入ったグエバラがトップに浮上し、昨年のアメリカズGP以来となるグランプリ通算2勝目を記録。最終コーナーでオンジュをインから交わしたガルシアが2位に入賞し、チームアスパーがワンツーフィニッシュを達成。ガルシアがランキングトップをキープした。
ガルシアに続いてオンジュのインをついたマシアが3位表彰台に立ち、オンジュは僅差で表彰台を逃し4位入賞。僅差の5位にアルティガスが続いた。佐々木は終盤やや遅れ、トップから0秒847差の5位に入賞、グリッド降格とロングラップペナルティのハンディを跳ね返し上位でチェッカーを受けた。
トップ集団からは約3秒ほど離されたものの、セカンドグループの先頭となる7位に鳥羽 海渡(KTM)が入賞。終盤は鳥羽と僅差の7番手争いを展開した山中 琉聖(KTM)が8位に続いた。9位にダニエル・オルガド(KTM)、序盤トップ集団にいたモレイラは10位でゴール。11位までをKTM製マシンが独占した。
ランキング2位のデニス・フォッジア(ホンダ)は18位とポイントを獲得することができなかったが、ランキング2位をキープ。古里 太陽(ホンダ)は21位でゴール。鈴木 竜生(ホンダ)は5番手走行中の7周目の11コーナーで転倒リタイアに終わった。
MotoGP第6戦スペインGP Moto3クラス決勝結果
1 イサン・グエバラ(ガスガス)
2 セルジオ・ガルシア(ガスガス)
3 ジャウメ・マシア(KTM)
4 デニス・オンジュ(KTM)
5 チャビエル・アルティガス(CFMOTO)
6 佐々木 歩夢(ハスクバーナ)
7 鳥羽 海渡(KTM)
8 山中 琉聖(KTM)
9 ダニエル・オルガド(KTM)
10 ディエゴ・モレイラ(KTM)
11 マッテオ・ベルテッレ(KTM)
12 スコット・オグデン(ホンダ)
13 イバン・オルトラ(KTM)
14 アンドレア・ミーニョ(ホンダ)
15 ステファノ・ネパ(KTM)
16 エリア・バルトリーニ(KTM)
17 マリオ・アジ(ホンダ)
18 デニス・フォッジア(ホンダ)
19 ダビド・サルバドーリ(ハスクバーナ)
20 ジェラール・リウ(KTM)
21 古里 太陽(ホンダ)
22 シャリフディン・アズマン(ホンダ)
23 アナ・カラスコ(KTM)
R リカルド・ロッシ(ホンダ)
R 鈴木 竜生(ホンダ)
R アドリアン・フェルナンデス(KTM)
R カルロス・タタイ(CFMOTO)
R ジョエル・ケルソ(KTM)
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