MotoGP第6戦スペインGP MotoGP決勝
2022/05/02
MotoGP第6戦スペインGP、MotoGPクラスは、スペインのヘレスサーキットで決勝レースを行ない、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは気温27度、路面温度44度のドライコンディションの下、25周で争われた。
ポールポジションから好スタートを切ったバニャーヤがトップに立ち、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が2番手に続く。3番手にジャック・ミラー(ドゥカティ)が続き、スタートでけん制し合ったアレイシ・エスパロガロ(アプリリア)とマルク・マルケス(ホンダ)を交わして、中上 貴晶(ホンダ)が4番手で1コーナーを通過する。
バニャーヤとクアルタラロは2周目にはジャックにコンマ5秒ほどの差をつけ、トップ争いを展開。5周目にはその差を約1秒に広げる。レース中盤には二人は3番手以下に約5秒ものリードを取るが、トップスピードに勝るバニャーヤに対して、クアルタラロはついてはいくものの、仕掛けることはできないまま周回を重ねて行き、中盤にはバニャーヤがコンマ7秒ほどのリードを取り独走。
終盤に入って二人の差が縮まり、最終ラップにはバニャーヤの真後ろまで迫ったクアルタラロだったが、バニャーヤが逃げ切り、ポールtoウインを達成。今シーズン初表彰台、初優勝を記録した。
0秒285差の2位にクアルタラロが入賞し、ランキングトップをキープした。
3番手争いはミラーが終盤までリードしたが、21周目の5コーナーでマルク・マルケスがミラーをパス。バックストレートの攻防も抑えてマルク・マルケスが3位をキープするが、最終コーナーでマルクが転倒しかけ、その間にミラーのインをついていたアレイシ・エスパロガロが3番手に浮上、ミラーもマルクを交わして4番手となる。
3番手となったアレイシ・エスパロガロはそのままリードを広げて、単独3位でゴール。2戦連続3度目の表彰台を獲得し、コンセッションポイントの累積が6となったことから、プライベートテストが制限され、来シーズンからシーズン中のエンジン開発凍結など、他メーカーと同じ条件で参戦することが決定した。
マルク・マルケスは最終ラップの7コーナーでミラーを交わして4位でゴール。レースの大半で3番手を走っていたミラーは終盤に逆転され、5位でゴールとなった。
2周目に6位に浮上していたジョアン・ミル(スズキ)がそのまま6位でゴール。中上はインディペンデントチームトップとなる7位に入賞した。
8位にエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、ルーキートップの9位にマルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)が続き、10位にブラッド・ビンダー(KTM)が入賞。僅差の11位にポル・エスパロガロ(ホンダ)が続き、ミゲール・オリベイラ(KTM)が12位、アレックス・マルケス(ホンダ)が13位、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)が14位、フランコ・モルビデリ(ヤマハ)が15位に入賞した。
ルカ・マリーニ(ドゥカティ)は16位、アンドレア・ドビジオーゾ(ヤマハ)は17位、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)は18位でゴール。アレックス・リンス(スズキ)は14番手走行中の9周目に12コーナーでコースオフし後退。19位でゴールした。
レミー・ガードナー(KTM)は20位、ワイルドカード参戦のロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)は21位でゴール。ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)は1周目の最終コーナーで転倒、再スタートし22位でゴールした。
ステファン・ブラドル(ホンダ)は1周目の最終コーナーで転倒、再スタートしたが、11周目の1コーナーで2度目の転倒を喫してリタイア。ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)は9番手走行中の10周目の5コーナーで転倒リタイア。ダリン・ビンダー(ヤマハ)は6周目の2コーナーで転倒リタイアに終わった。
MotoGP第6戦スペインGP MotoGPクラス決勝結果
1 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
2 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
3 アレイシ・エスパロガロ(アプリリア)
4 マルク・マルケス(ホンダ)
5 ジャック・ミラー(ドゥカティ)
6 ジョアン・ミル(スズキ)
7 中上 貴晶(ホンダ)
8 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
9 マルコ・ベゼッキ(ドゥカティ)
10 ブラッド・ビンダー(KTM)
11 ポル・エスパロガロ(ホンダ)
12 ミゲール・オリベイラ(KTM)
13 アレックス・マルケス(ホンダ)
14 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
15 フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
16 ルカ・マリーニ(ドゥカティ)
17 アンドレア・ドビジオーゾ(ヤマハ)
18 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)
19 アレックス・リンス(スズキ)
20 レミー・ガードナー(KTM)
21 ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)
22 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
R ステファン・ブラドル(ホンダ)
R ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
R ダリン・ビンダー(ヤマハ)
こんな記事も読まれています