MotoGP第6戦スペインGP Moto2決勝
2022/05/02
MotoGP第6戦スペインGP、Moto2クラスは、スペインのヘレスサーキットで決勝レースを行ない、小椋 藍(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは気温26度、路面温度39度のドライコンディションの下、23周で争われた。
ポールポジションからスタートした小椋はスタートからレースをリード。アロン・カネト(カレックス)、トニー・アルボリーノ(カレックス)が続き、序盤はカネトとアルボリーノが2番手争いを繰り広げる。
6周目を過ぎたあたりから、4番手以下との差が開き始め、序盤、トップ集団の後ろにいたサム・ロウズ(カレックス)は7周目の8コーナーで、ソムキャット・チャントラ(カレックス)は8周目の9コーナーで転倒を喫しリタイアとなる。
中盤以降、トップ争いは小椋、カネト、アルボリーノの3人に絞り込まれ、それぞれがコンマ3秒ほどの差で周回を重ねて行く。レースも終盤に入ったあたりから、小椋が1分42秒前半でコンスタントに周回したのに対し、カネトとアルボリーノは1分42秒中盤での周回となり、小椋が2番手以下との差を拡大。
19周目にはその差を約1秒とすると、残り1周でその差は約2秒半まで広がり、小椋は単独トップのままチェッカーを受け、グランプリ初優勝をスタートから一度もトップの座を譲らずポールtoウインの完ぺきな勝利で達成した。
「今日は120%ハッピー。世界選手権での初めての勝利。いつもよいポジションでフィニッシュしていたが、トップではなかった。勝つことが本当に必要だった。昨日、Moto2で最初のポールポジションを獲得し、今日はスタートからトップに立ち、トップでチェッカーを受けることができた。完璧なバイクを用意してくれたチームのおかげで、完璧なレースをすることがでた。今週末、他のレースよりも競争力があった。いつもは初日に苦労するが、ここヘレスでは金曜日から順調にスタートできた。今朝は少し心配だったが、ようやく初優勝を達成できた。待望の勝利だ。多くのファンがこの勝利を待っていることは分かっていた。ついに優勝を達成できてよかった」と小椋。
先週のポルトガルGPで左手首を骨折し、手術を終えたばかりのカネトが2位に入賞。アルボリーノが3位に続いた。
トップ争いからは離されてしまったが、4位にアウグスト・フェルナンデス(カレックス)が入賞。5位にマーセル・シュロッター(カレックス)が続き、セレスティーノ・ビエッティ(カレックス)は6位入賞でポイントリーダーの座をキープ。
7位にボ・ベンスナイダー(カレックス)、8位にジョー・ロバーツ(カレックス)、9位にアルベルト・アレナス(カレックス)、10位にホルヘ・ナバーロ(カレックス)の順で続いた。
MotoGP第6戦スペインGP Moto2クラス決勝結果
1 小椋 藍(カレックス)
2 アロン・カネト(カレックス)
3 トニー・アルボリーノ(カレックス)
4 アウグスト・フェルナンデス(カレックス)
5 マーセル・シュロッター(カレックス)
6 セレスティーノ・ビエッティ(カレックス)
7 ボ・ベンスナイダー(カレックス)
8 ジョー・ロバーツ(カレックス)
9 アルベルト・アレナス(カレックス)
10 ホルヘ・ナバーロ(カレックス)
11 アレッサンドロ・ザッコーネ(カレックス)
12 ジェレミー・アルコバ(カレックス)
13 ステファノ・マンジ(カレックス)
14 バリー・バルトゥス(カレックス)
15 ロレンツォ・ダラ・ポルタ(カレックス)
16 マヌエル・ゴンサレス(カレックス)
17 ガブリエル・ロドリゴ(カレックス)
18 シモーネ・コルシ(MVアグスタ)
19 ゾンタ・ファン・デン・グールベルフ(カレックス)
20 ペドロ・アコスタ(カレックス)
21 フィリップ・サラッチ(カレックス)
22 ショーン・ディラン・ケーリー(カレックス)
23 ニッコロ・アントネッリ(カレックス)
R フェルミン・アルデグエル(ボスコスクロ)
R マルコス・ラミレス(MVアグスタ)
R ジェイク・ディクソン(カレックス)
R ソムキャット・チャントラ(カレックス)
R キャメロン・ボビエ(カレックス)
R サム・ロウズ(カレックス)
R ロマーノ・フェナティ(ボスコスクロ)
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