MotoGP第5戦ポルトガルGP Moto2決勝
2022/04/25
MotoGP第5戦ポルトガルGP、Moto2クラスは、ポルトガルのポルティマオサーキット(アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルべ)で決勝レースを行ない、ジョー・ロバーツ(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは21周の予定でスタート。アロン・カネト(カレックス)がトップに立ち、キャメロン・ボビエ(カレックス)、小椋 藍(カレックス)が続く。序盤から雨が落ち始め、3周目にはコーナーポストから路面が滑りやすくなっていることを示すレッドクロス旗が掲示される。
カネト、ボビエ、小椋の3人が接戦のトップ争いを繰り広げていた9周目の2コーナーで、カネト、ボビエ、小椋が次々に転倒。上位を走っていたライダーを含む計11名が転倒する多重クラッシュとなり、転倒した1台から火が出たため、レースは赤旗中断となった。
レースディレクションは赤旗掲示から約22分後に、レースパート2として7周で再スタートすることを発表したが、転倒したライダーのマシンの多くが、赤旗掲示後5分以内にピットに戻って来ることができず、カネト、ボビエ、小椋を含めて12名が再スタートのグリッドに着くことができず、17名のライダーで再スタートレースが争われることになった。
再スタートのレースパート2はジェイク・ディクソン(カレックス)をポールポジションに、気温16度、路面温度19度のドライコンディションの下、スタートを切る。
ディクソンがトップに立ちレースをリードするが、1周目の7コーナーで転倒を喫しリタイアに終わる。代わってトップに立ったロバーツは、1周目から後続に約2秒のリードを取ると、その後、独走。6周目には約4秒のリードを取り、そのままグランプリ初優勝を達成、アメリカ人ライダーとしては初のMoto2クラスウイナーとなった。
2位にセレスティーノ・ビエッティ(カレックス)が入賞。ビエッティは赤旗中断時点では11番手にいたが、上位のライダーがレースパート2に出走できなかったため、2位表彰台を獲得。ランキングトップをキープし、出走できなかったランキング2位の小椋とのポイント差を34ポイントに拡大した。3位にホルヘ・ナバーロ(カレックス)が入賞し、今シーズン初表彰台を獲得。
以下、4位にマーセル・シュロッター(カレックス)、5位にマヌエル・ゴンサレス(カレックス)、6位にジェレミー・アルコバ(カレックス)、7位にフェルミン・アルデグエル(ボスコスクロ)、8位にボ・ベンスナイダー(カレックス)、9位にバリー・バルトゥス(カレックス)、10位にガブリエル・ロドリゴ(カレックス)の順で続いた。
MotoGP第5戦ポルトガルGP Moto2クラス決勝結果
1 ジョー・ロバーツ(カレックス)
2 セレスティーノ・ビエッティ(カレックス)
3 ホルヘ・ナバーロ(カレックス)
4 マーセル・シュロッター(カレックス)
5 マヌエル・ゴンサレス(カレックス)
6 ジェレミー・アルコバ(カレックス)
7 フェルミン・アルデグエル(ボスコスクロ)
8 ボ・ベンスナイダー(カレックス)
9 バリー・バルトゥス(カレックス)
10 ガブリエル・ロドリゴ(カレックス)
11 ロマーノ・フェナティ(ボスコスクロ)
12 ケミン・クボ(カレックス)
13 ショーン・ディラン・ケーリー(カレックス)
14 フィリップ・サラッチ(カレックス)
15 アレッサンドロ・ザッコーネ(カレックス)
R ニッコロ・アントネッリ(カレックス)
R ジェイク・ディクソン(カレックス)
NS ロレンツォ・ダラ・ポルタ(カレックス)
レースパート2のグリッドに並べず
アロン・カネト(カレックス)
キャメロン・ボビエ(カレックス)
トニー・アルボリーノ(カレックス)
アウグスト・フェルナンデス(カレックス)
サム・ロウズ(カレックス)
小椋 藍(カレックス)
ソムキャット・チャントラ(カレックス)
アルベルト・アレナス(カレックス)
マルコス・ラミレス(MVアグスタ)
ゾンタ・ファン・デン・グールベルフ(カレックス)
ペドロ・アコスタ(カレックス)
シモーネ・コルシ(MVアグスタ)
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