SBK(スーパーバイク世界選手権)第13戦インドネシア 3日目
2021/11/21
SBK(スーパーバイク世界選手権)第13戦(最終戦)インドネシアラウンドは、インドネシアのマンダリカ・ストリートサーキットでレース1、レース2が開催された。
2日目に悪天候のため順延となったレース1は日曜日に開催予定だったスーパーポールのスケジュールの代わりに21周の予定で組まれていたが、スタート進行中にコースの一部で雨が落ち始め、スタートディレイ。20周に周回数が変更されてスタート。序盤こそ雨の影響が残ったものの、中盤すぎにはドライコンディションで争われた。
2番グリッドからスタートしたジョナサン・レイ(カワサキ)のリードでレースが始まり、トプラック・ラズガットリオグル(ヤマハ)がトップ争いを展開。ラズガットリオグルが3周目にトップに立つが、5周目にはレイがトップを奪い返すなど中盤まで接戦を展開。中盤すぎにはスコット・レディング(ドゥカティ)がトップ争いに加わり、ラズガットリオグルは残り9周で大きくラインを外してトップ争いから後退する。
終盤にはレイがレディングを引き離してトップに立つと、そのままトップでチェッカーを受け、追い上げて終盤にレディングを交わしたラズガットリオグルが2位に入賞。レディングが3位でゴールした。
この結果、ランキング2位のレイとランキングトップのラズガットリオグルのポイント差は25ポイントとなり、勝利数もレイが12勝、ラズガットリオグルが13勝となったが、チャンピオンシップの規定では、スーパーポールレースの勝利数は同点の場合カウントされないため、仮にレイがレース2で優勝して同ポイントに並んだとしても、レース1、レース2の勝利数はラズガットリオグルが11勝、レイが7勝(レース2で優勝した場合)となり、勝利数の差でレース1終了時点でラズガットリオグルのタイトルが確定した。
最終レースのレース2は再び雨となり、21周の予定を12周に短縮して、約2時間遅れでスタート。レースはレイとレディングの二人が後続を引き離して最終ラップまで接戦を展開。レイが0秒283差でレース1に続いて連勝。レディングが2位に入賞した。レディングから7秒437遅れの単独3位にマイケル・ファン・デル・マーク(BMW)が入賞。
野左根 航汰(ヤマハ)はレース1で15位に入賞。レース2ではベストリザルトとなる7位に入賞し、ランキング14位でSBK初シーズンを終えた。
これでSBKの今シーズンのすべての日程が終了。ヤマハはラズガットリオグルがライダータイトルを獲得。これは2009年のベン・スピース以来となる。さらにヤマハはマニュファクチャラーズタイトル、チームタイトルの3冠を達成。インディペンデントチームタイトルも獲得し、インディペンデントライダーランキングトップをギャレット・ガーロフ(ヤマハ)が、アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)がルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した。
SBK第13戦インドネシア SBK決勝レース1 リザルト
1 ジョナサン・レイ(カワサキ)
2 トプラック・ラズガットリオグル(ヤマハ)
3 スコット・レディング(ドゥカティ)
4 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)
5 アクセル・バッサーニ(ドゥカティ)
6 マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)
7 アルバロ・バウティスタ(ホンダ)
8 チャズ・デイビス(ドゥカティ)
9 レアンドロ・メルカド(ホンダ)
10 トム・サイクス(BMW)
11 ギャレット・ガーロフ(ヤマハ)
12 マイケル・リナルディ(ドゥカティ)
13 イサック・ビニャーレス(カワサキ)
14 サムエル・カバリエリ(ドゥカティ)
15 野左根 航汰(ヤマハ)
R クリストフ・ポンソン(ヤマハ)
R ティト・ラバット(カワサキ)
R オリバー・クーニッヒ(カワサキ)
SBK第13戦インドネシア SBK決勝レース2 リザルト
1 ジョナサン・レイ(カワサキ)
2 スコット・レディング(ドゥカティ)
3 マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)
4 トプラック・ラズガットリオグル(ヤマハ)
5 トム・サイクス(BMW)
6 ギャレット・ガーロフ(ヤマハ)
7 野左根 航汰(ヤマハ)
8 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)
9 イサック・ビニャーレス(カワサキ)
10 アルバロ・バウティスタ(ホンダ)
11 クリストフ・ポンソン(ヤマハ)
12 チャズ・デイビス(ドゥカティ)
13 ティト・ラバット(カワサキ)
14 サムエル・カバリエリ(ドゥカティ)
R マイケル・リナルディ(ドゥカティ)
R アクセル・バッサーニ(ドゥカティ)
R レアンドロ・メルカド(ホンダ)
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