MotoGP第16戦エミリア・ロマーニャGP Moto2決勝
2021/10/25
MotoGP第16戦エミリア・ロマーニャGP、Moto2クラスは、イタリアのミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで決勝レースを行ない、サム・ロウズ(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは気温19度、路面温度22度のドライコンディションの下、25周で争われた。
レースはポールポジションからスタートしたロウズのリードで始まったが、1周目には4番グリッドからスタートしたアロン・カネト(ボスコスクロ)がトップに浮上、ホルヘ・ナバーロ(ボスコスクロ)、ロウズ、ラウル・フェルナンデス(カレックス)らと接戦のトップ争いを展開する。
4周目の14コーナーでカネトとナバーロが交錯する間にロウズが再びトップに浮上。6周目にはラウル・フェルナンデスが2番手に浮上し、中盤にはロウズ、ラウル・フェルナンデス、カネトが3番手以下に差をつけてトップ争いを繰り広げた。
14周目にはラウル・フェルナンデスがトップに立つが、続く15周目の8コーナー進入で転倒。ロウズが再びトップに立ち、カネトと接戦のトップ争いとなる。
18周目の8コーナーでロウズがラインを外し、カネトがトップに浮上したが、22周目の1、2コーナーで再びロウズが奪取。ロウズは最後はカネトを引き離し、そのままトップでチェッカーを受け、今シーズン3勝目を記録した。
2番手争いはゴールライン直前でカネトを交わしたアウグスト・フェルナンデス(カレックス)が制し、2位入賞。アウグスト・フェルナンデスは3番グリッドからスタートしたが、Q2でのスロー走行が理由でロングラップペナルティを受け、2周目にペナルティを消化したことから14番手まで後退。そこから追い上げて、21周目には3番手まで挽回。最終ラップの最終コーナー立ち上がりでカネトに並ぶと、ゴールラインまでに前に出て2位に入賞した。カネトは最終コーナーを2番手で立ち上がりながら、0秒167差の3位でゴールとなった。
4位にセレスティーノ・ビエッティ(カレックス)が入賞。ナバーロは5位でゴール。6位にステファノ・マンジ(カレックス)が続いた。
ポイントリーダーのレミー・ガードナー(カレックス)は7番手を走行していた7周目の14コーナーでソムキャット・チャントラ(カレックス)のインを差して抜いた際に接触、チャントラが転倒したため、その後、ロングラップペナルティを受けた。16周目にペナルティを実行したが、後方との差が縮まったものの、ポジションを変えずにレースに復帰すると、そのまま7位でチェッカーを受けた。チャンピオン争いではランキング2位のラウル・フェルナンデスが転倒リタイアに終わったため、ガードナーがランキングトップをキープ。ポイント差は18ポイントに広がった。
8位にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(カレックス)が入賞。18番グリッドからスタートした小椋 藍(カレックス)は着実にポジションを挽回し、9位に入賞。10位にマルコス・ラミレス(カレックス)が続いた。
MotoGP第16戦エミリア・ロマーニャGP Moto2クラス決勝結果
1 サム・ロウズ(カレックス)
2 アウグスト・フェルナンデス(カレックス)
3 アロン・カネト(ボスコスクロ)
4 セレスティーノ・ビエッティ(カレックス)
5 ホルヘ・ナバーロ(ボスコスクロ)
6 ステファノ・マンジ(カレックス)
7 レミー・ガードナー(カレックス)
8 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(カレックス)
9 小椋 藍(カレックス)
10 マルコス・ラミレス(カレックス)
11 アルベルト・アレナス(ボスコスクロ)
12 ボ・ベンスナイダー(カレックス)
13 ジェイク・ディクソン(カレックス)
14 トーマス・ルティ(カレックス)
15 マーセル・シュロッター(カレックス)
16 フェルミン・アルデグエル(ボスコスクロ)
17 バリー・バルトゥス(NTS)
18 ニッコロ・ブレーガ(カレックス)
19 シモーネ・コルシ(MVアグスタ)
20 ロレンツォ・バルダッサーリ(MVアグスタ)
R マルコ・ベゼッキ(カレックス)
R チャビ・ビエルヘ(カレックス)
R トニー・アルボリーノ(カレックス)
R マッティア・カサデイ(カレックス)
R ラウル・フェルナンデス(カレックス)
R エクトル・ガルソ(カレックス)
R トンマーゾ・マルコン(NTS)
R キャメロン・ボビエ(カレックス)
R ソムキャット・チャントラ(カレックス)
こんな記事も読まれています