MotoGP第13戦アラゴンGP MotoGP決勝
2021/09/13
MotoGP第13戦アラゴンGP、MotoGPクラスは、スペインのモーターランド・アラゴンで決勝レースを行ない、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは気温30度、路面温度48度のドライコンディションの下、23周で争われた。
ポールポジションからスタートしたバニャーヤがレースをリード、4番グリッドからスタートし、1コーナー立ち上がりで2番手に浮上したマルク・マルケス(ホンダ)が続き、序盤が終わるころにはたバニャーヤとマルク・マルケスが後続を引き離して一騎打ちのトップ争いを展開する。二人のバトルは最終ラップまで僅差で続き、マルク・マルケスが終盤に入って何度か仕掛けたが、前に出ることはできない。どのタイミングで仕掛けるか様子をうかがっていたマルク・マルケスだったが、最終ラップの1コーナー、5コーナーでバニャーヤのインをうかがうが、前に出ることはできなかった。
そして、12コーナーの進入で前に出たマルケスだったが、痛恨のコースオフ。これでバニャーヤとの差がわずかに広がり、バックストレートでのスリップストリームも使えず、そのままバニャーヤが今シーズン初優勝を達成した。
マルク・マルケスは0秒673差の2位に入賞し、復帰後2回目となる表彰台を獲得。アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、ジャック・ミラー(ドゥカティ)とのポジション争いに競り勝ち、レース中盤の11周目に3番手に浮上したジョアン・ミル(スズキ)がその後、単独3番手をキープして周回を重ねて3位表彰台を獲得した。
アレイシ・エスパルガロとミラーはミルに離され、それぞれ終盤は単独の走行となり、アレイシ・エスパルガロが4位、ミラーが5位に入賞した。
終盤に接戦が展開された6番手争いは、追い上げたエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)が制して6位に入賞。僅差の7位にブラッド・ビンダー(KTM)が入賞した。
中盤すぎまで6番手争いに加わりながら、バスティアニーニとビンダーが先行され、終盤は接戦の8番手争いを制して8位にファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が入賞。僅差の9位にホルヘ・マルティン(ドゥカティ)が続き、中上 貴晶(ホンダ)も最後まで8番手を争い、僅差の10位に入賞した。
中盤まで6番手を争っていたイケル・レクオナ(KTM)は16周目の8コーナーでラインを外して後退、11位入賞となった。アレックス・リンス(スズキ)が12位、ポル・エスパルガロ(ホンダ)が13位、ミゲール・オリベイラ(KTM)が14位、ダニロ・ペトルッチ(KTM)が15位に入賞。
カル・クロッチロウ(ヤマハ)は16位、ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)は17位、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)は18位、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は19位、ルカ・マリーニ(ドゥカティ)は20位でゴール。
ジェイク・ディクソン(ヤマハ)は2周目の9コーナーで転倒リタイア、アレックス・マルケス(ホンダ)はスタート直後の5コーナーで転倒リタイアに終わった。
チャンピオンシップ争いではクアルタラロがランキングトップをキープ。優勝したバニャーヤがランキング2番手に浮上。クアルタラロとのポイント差は53ポイントとなった。
MotoGP第13戦アラゴンGP MotoGPクラス決勝結果
1 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
2 マルク・マルケス(ホンダ)
3 ジョアン・ミル(スズキ)
4 アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)
5 ジャック・ミラー(ドゥカティ)
6 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
7 ブラッド・ビンダー(KTM)
8 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
9 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
10 中上 貴晶(ホンダ)
11 イケル・レクオナ(KTM)
12 アレックス・リンス(スズキ)
13 ポル・エスパルガロ(ホンダ)
14 ミゲール・オリベイラ(KTM)
15 ダニロ・ペトルッチ(KTM)
16 カル・クロッチロウ(ヤマハ)
17 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
18 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)
19 バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
20 ルカ・マリーニ(ドゥカティ)
R ジェイク・ディクソン(ヤマハ)
R アレックス・マルケス(ホンダ)
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