MotoGP第13戦アラゴンGP Moto2決勝
2021/09/13
MotoGP第13戦アラゴンGP、Moto2クラスは、スペインのモーターランド・アラゴンで決勝レースを行ない、ラウル・フェルナンデス(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスも朝のウォームアップセッションが霧の影響で35分遅れ、予定の20分間から10分間に短縮して行なわれたが、決勝は天候が回復。気温27度、路面温度41度のドライコンディションの下、21周で争われた。
レースはポールポジションスタートのサム・ロウズ(カレックス)のリードで始まった。ラウル・フェルナンデス、レミー・ガードナー(カレックス)、小椋 藍(カレックス)とグリッド上位のライダーが続き、ラウル・フェルナンデスは4周目の1コーナー進入でロウズを交わしてトップに浮上する。
トップに立ったラウル・フェルナンデスは2番手以下との差を周回ごとに広げ、レース中盤には2番手のロウズとの間に1秒以上のリードを築く。3番手以下はさらに約3秒ほどのギャップができ、トップ争いはフェルナンデスとロウズの一騎打ちとなるものと思われた。ところが13周目の7コーナーでロウズが転倒。
これでガードナーが2番手に浮上したが、トップを行くラウル・フェルナンデスとは約6秒の差があり、ラウル・フェルナンデスは残り周回を独走。今シーズン5勝目を記録した。
ラウル・フェルナンデスはイギリスGPとアラゴンGPのインターバル中のトレーニングで第5中手骨を骨折。バルセロナの病院で手術を受けたばかりだったが、その影響を感じさせない快走を見せた。
2位にガードナーが入賞し、レッドブル・アジョがワンツーフィニッシュを飾った。ガードナーはランキングトップをキープ。ランキング2位のラウル・フェルナンデスとのポイント差は39ポイントに縮まった。
3番手争いは終盤にポジションを上げてきたアウグスト・フェルナンデス(カレックス)、ホルヘ・ナバーロ(ボスコスクロ)、アロン・カネト(ボスコスクロ)が接戦を展開。最後はカネトが脱落し、アウグスト・フェルナンデスとナバーロの一騎打ちとなったが、残り4周でナバーロを交わしたアウグスト・フェルナンデスが3位表彰台を獲得した。
4位にナバーロ、5位にカネトが入賞。6位にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(カレックス)が続き、追い上げた代役参戦のフェルミン・アルデグエル(ボスコスクロ)が7位に入賞。小椋は序盤はトップ集団に加わり、3番手を走っていたが、序盤を終えたころからポジションを落とし、最後はアルデグエル、トニー・アルボリーノ(カレックス)と接戦の7番手争いを展開し、8位に入賞した。9位にアルボリーノ、10位にシモーネ・コルシ(MVアグスタ)が入賞。
マルコ・ベゼッキ(カレックス)は6番手走行中の10周目の8コーナーで転倒リタイアに終わった。
MotoGP第13戦アラゴンGP Moto2クラス決勝結果
1 ラウル・フェルナンデス(カレックス)
2 レミー・ガードナー(カレックス)
3 アウグスト・フェルナンデス(カレックス)
4 ホルヘ・ナバーロ(ボスコスクロ)
5 アロン・カネト(ボスコスクロ)
6 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(カレックス)
7 フェルミン・アルデグエル(ボスコスクロ)
8 小椋 藍(カレックス)
9 トニー・アルボリーノ(カレックス)
10 シモーネ・コルシ(MVアグスタ)
11 マーセル・シュロッター(カレックス)
12 マルコス・ラミレス(カレックス)
13 ジョー・ロバーツ(カレックス)
14 キャメロン・ボビエ(カレックス)
15 セレスティーノ・ビエッティ(カレックス)
16 バリー・バルトゥス(NTS)
17 マヌエル・ゴンザレス(MVアグスタ)
18 ステファノ・マンジ(カレックス)
19 ハフィス・シャリン(NTS)
20 ジョン・マクフィー(カレックス)
21 チャビ・カルデルス(カレックス)
R ソムキャット・チャントラ(カレックス)
R ニッコロ・ブレーガ(カレックス)
R サム・ロウズ(カレックス)
R ボ・ベンスナイダー(カレックス)
R マルコ・ベゼッキ(カレックス)
R ロレンツォ・ダラ・ポルタ(カレックス)
R アルベルト・アレナス(ボスコスクロ)
R エクトル・ガルソ(カレックス)
R チャビ・ビエルヘ(カレックス)
R トーマス・ルティ(カレックス)
R ピオトル・ピエシエキルスキ(カレックス)
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