FIM（国際モーターサイクルリズム連盟）は6月23日にMotoGPシリーズの改訂版カレンダーを発表した。

　10月3日に開催予定だった日本GPは開催キャンセルが決定。新型コロナウイルス感染拡大による旅行の複雑化及びロジスティック上の制限により、現時点でイベント開催を確認できなかったことが開催キャンセルの理由で、2022年の開催を予定している。

「MotoGPのイベントを実行するための運営及びロジスティック上の要求は、6月中が2021年シーズンの後半戦を定義する期限であり、モビリティランドは、日本グランプリの実行可能性を確認する必要がありましたが、現時点で開催を確約することができなかったことから、残念なことに、2022年にもてぎに戻るという決断を下さなければいけませんでした。日本はMotoGPにとって非常に重要な国であり、最高峰クラスには日本の3メーカーが参戦しており、このスポーツの礎石となっています。1992年の最初のイベント以来、日本グランプリを素晴らしいイベントにしてくてたモビリティランドに感謝します」とドルナスポーツCEOのカルメロ・エスペレータ氏。

「この秋に日本グランプリに戻って来ることを期待して準備を進めてきました。シーズン後半のスケジュールを進める上で、10月に開催する日本グランプリに関して、このタイミングで開催判断が必要となり、国内外における移動や滞在など様々な状況において現時点では開催を確約できる状態に至らず、プロモーターのドルナスポーツとも協議の上、断念さぜるを得ないという結論に至りました。大変残念な結果です。楽しみにされていたファンの皆様及び関係者の皆様におかれましては、ご理解くださいますようにお願いいたします」とモビリティランド株式会社代表取締役社長の田中薫。

　なお、開催日未定で順延となっていたアメリカズGPが10月3日決勝開催となり、タイGPの決勝開催日が10月10日から10月17日に変更となった。

2021年MotoGP暫定カレンダー
（2021年6月22日付け）
第1戦 3月28日 カタール ロサイル
第2戦 4月4日 カタール ロサイル
第3戦 4月18日 ポルトガル アルガルベ
第4戦 5月2日 スペイン ヘレス
第5戦 5月16日 フランス ルマン
第6戦 5月30日 イタリア ムジェロ
第7戦 6月6日 カタルーニャ バルセロナ‐カタルニア
第8戦 6月20日 ドイツ ザクセンリンク
第9戦 6月27日 オランダ アッセン
第10戦 8月8日 スティリア レッドブルリンク
第11戦 8月15日 オーストリア レッドブルリンク
第12戦 8月29日 イギリス シルバーストン
第13戦 9月12日 アラゴン アラゴン
第14戦 9月19日 サンマリノ＆リビエラ・ディ・リミニ ミサノ
第15戦 10月3日 アメリカズ COTA
第16戦 10月17日 タイ チャーン
第17戦 10月24日 オーストラリア フィリップアイランド
第18戦 10月31日 マレーシア セパン
第19戦 11月14日 バレンシア リカルド・トルモ