MotoGP第8戦ドイツGP MotoGP決勝
2021/06/21
MotoGP第8戦ドイツGP、MotoGPクラスは、ドイツのザクセンリンクで決勝レースを行ない、マルク・マルケス(ホンダ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは気温28度、路面温度39度のドライコンディションの下、30周で争われた。
アプリリアで初のフロントロウとなる3番グリッドからスタートしたアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)がトップで1コーナーに飛び込み、5番グリッドからスタートしたマルク・マルケスが1コーナーから積極的にポジションを上げ、2番手でアレイシ・エスパルガロに続く。
マルク・マルケスは1周目の最終コーナー進入でアレイシ・エスパルガロを交わしてトップに浮上すると、その後もトップをキープ。序盤こそ2番手以下とコンマ2、3秒の接戦だったが、トップの座を譲ることなく周回を重ね、雨が落ち始め、ホワイトフラッグが掲示された9周目あたりから一気にリードを広げると、10周目以降は2番手以下には約2秒の差をつける。
11周目に2番手に浮上してきたミゲール・オリベイラ(KTM)が、徐々にマルク・マルケスとの差を縮め、残り5周でその差が約1秒を切るが、マルケスは終盤に再びリードを広げて、最後は1.610秒差で逃げ切り、ケガから復帰後初優勝を達成。ザクセンリンクのMotoGPクラスでは2013年から8連勝、125ccクラス時代から通算して11連勝を達成した。
2位にオリベイラが入賞。オリベイラはイタリアGPから3戦連続で表彰台を獲得。中盤すぎの19周目に3番手に浮上したファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が3位に入賞し、今シーズン5回目の表彰台を獲得した。
13番グリッドからスタートし、1周目に7番手まで浮上したブラッド・ビンダー(KTM)はその後もポジションを上げ、残り5周で4番手に浮上し、そのまま4位でチェッカーを受け、今シーズンベストリザルトを獲得。
最終ラップの8コーナーでにジャック・ミラー(ドゥカティ)を交わしたフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が5位に入賞した。ミラーは中盤以降3番手を走行していたが、終盤にビンダー、バニャーヤに交わされてしまい、6位でゴール。
序盤に2番手で周回を重ねたアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)は中盤すぎから後退し、7位でゴールした。ポールポジションからスタートしたヨハン・ザルコ(ドゥカティ)は8位でゴール。9位にジョアン・ミル(スズキ)、10位にポル・エスパルガロ(ホンダ)が入賞した。
ケガからの復帰戦となったアレックス・リンス(スズキ)は序盤はトップ10圏内で周回を重ねたものの後退、11位入賞。ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)も序盤はトップ10圏内を走ったが、12位でゴールとなった。
中上 貴晶(ホンダ)はフロントにミディアム、リアにただ一人ソフトコンパウンドのタイヤをチョイスして臨み、序盤はトップ10圏内を走ったが、中盤前には後退し、13位入賞。
バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は14位、ルカ・マリーニ(ドゥカティ)が15位に入賞。
エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)は16位でゴール。、イケル・レクオナ(KTM)が17位、フランコ・モルビデリ(ヤマハ)が18位、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が19位でチェッカーを受けた。
ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)は6周目の10コーナーで転倒リタイア。アレックス・マルケス(ホンダ)は5周目の1コーナーで転倒、アウト側にいたダニロ・ペトルッチ(KTM)も転倒し、共にリタイアに終わった。
昨年のスペインGPで右上腕骨折の重傷を負い、直後に強行復帰したことでケガの回復に時間がかかり、今シーズンの第3戦ポルトガルGPで復帰したマルク・マルケスだったが、復帰6戦目で勝利を収めた。この勝利でマルク・マルケス自身が築いたザクセンリンクの連勝記録も更新。
MotoGP第8戦ドイツGP MotoGPクラス決勝結果
1 マルク・マルケス(ホンダ)
2 ミゲール・オリベイラ(KTM)
3 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
4 ブラッド・ビンダー(KTM)
5 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
6 ジャック・ミラー(ドゥカティ)
7 アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)
8 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
9 ジョアン・ミル(スズキ)
10 ポル・エスパルガロ(ホンダ)
11 アレックス・リンス(スズキ)
12 ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)
13 中上 貴晶(ホンダ)
14 バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
15 ルカ・マリーニ(ドゥカティ)
16 エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
17 イケル・レクオナ(KTM)
18 フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
19 マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)
R ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)
R ダニロ・ペトルッチ(KTM)
R アレックス・マルケス(ホンダ)
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