MotoGP第4戦スペインGP Moto3決勝
2021/05/02
MotoGP第4戦スペインGP、Moto3クラスは、スペインのヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで決勝レースを行ない、ペドロ・アコスタ(KTM)が優勝した。
Moto3クラスの決勝レースは気温18度、路面温度27度のドライコンディションで、22周で争われた。
ポールスタートの鈴木 竜生(ホンダ)のリードでレースは始まったが、2周目にガブリエル・ロドリゴ(ホンダ)がトップに浮上。ロドリゴは序盤をリードしていたが、5周目の7コーナーでハイサイド転倒、リタイアに終わる。
大集団でのトップ争いが展開される中、デニス・オンジュ(KTM)、アコスタ、ロマーノ・フェナティ(ハスクバーナ)、ジャウメ・マシア(KTM)、ダリン・ビンダー(ホンダ)らが接戦を繰り広げながら終盤まで周回を重ねる。この中でオンジュが積極的に前に出てレースをリードし、最終ラップにトップで入るが、バックストレートエンドのブレーキングでアコスタが前に出る。
そして、勝負は接戦のまま最終コーナーを迎え、アコスタがトップで最終コーナーに進入。ジャウメ・マシア(KTM)が2番手に続くが、マシアのインに入ったオンジュが転倒。マシアとアウト側にいたビンダーが巻き込まれて転倒してしまう。
アコスタはこの混乱に巻き込まれることなく2位に0.417秒差をつけてトップでチェッカーを受け、ドーハGPから3連勝を記録。史上最年少となる3連勝、史上初となるデビュー戦から4戦連続の表彰台を獲得した。アコスタは4戦を終了してランキング2位に51ポイント差をつけるランキングトップをキープしている。
最終コーナーの混乱を回避したロマーノ・フェナティ(ハスクバーナ)が2位に入賞し、今シーズン初表彰台を獲得。ジェレミー・アルコバ(ホンダ)が2度のロングラップペナルティを消化しながら3位表彰台を獲得した。
4位にアンドレア・ミーニョ(ホンダ)が入賞。終始トップグループで戦った佐々木 歩夢(KTM)が僅差の5位に続いた。6位にカルロス・タタイ(KTM)、7位にジェイソン・デュパスキエ(KTM)、8位にニッコロ・アントネッリ(KTM)、9位にチャビエル・アルティガス(ホンダ)が入賞。山中 琉聖(KTM)はロングラップペナルティを消化しながら追い上げて10位に入賞。
國井 勇輝(ホンダ)は14位に入賞。鳥羽 海渡(KTM)は16位でゴール。鈴木はトップ集団の中、10番手走行中の13周目の2コーナーで転倒。再スタートしたものの、ピットに戻ってリタイアに終わった。
MotoGP第4戦スペインGP Moto3クラス決勝結果
1 ペドロ・アコスタ(KTM)
2 ロマーノ・フェナティ(ハスクバーナ)
3 ジェレミー・アルコバ(ホンダ)
4 アンドレア・ミーニョ(ホンダ)
5 佐々木 歩夢(KTM)
6 カルロス・タタイ(KTM)
7 ジェイソン・デュパスキエ(KTM)
8 ニッコロ・アントネッリ(KTM)
9 チャビエル・アルティガス(ホンダ)
10 山中 琉聖(KTM)
11 イサン・グエバラ(ガスガス)
12 フィリップ・サラッチ(ホンダ)
13 セルジオ・ガルシア(ガスガス)
14 國井 勇輝(ホンダ)
15 ステファノ・ネパ(KTM)
16 鳥羽 海渡(KTM)
17 リカルド・ロッシ(KTM)
18 アンディ・イズデイハール(ホンダ)
19 マクシミリアン・コフラー(KTM)
20 デニス・オンジュ(KTM)
21 ジャウメ・マシア(KTM)
22 ダリン・ビンダー(ホンダ)
23 ロレンソォ・フロン(ホンダ)
24 アドリアン・フェルナンデス(ハスクバーナ)
R デニス・フォッジア(ホンダ)
R 鈴木 竜生(ホンダ)
R ガブリエル・ロドリゴ(ホンダ)
R ジョン・マクフィー(ホンダ)
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