MotoGP第4戦スペインGP MotoGP決勝
2021/05/02
MotoGP第4戦スペインGP、MotoGPクラスは、スペインのヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで決勝レースを行ない、ジャック・ミラー(ドゥカティ)が優勝した。
MotoGPクラスの決勝レースは気温22度、路面温度41度のドライコンディションで25周で争われた。
ミラーは好スタートでトップに立つと、3周目までリードするが、3周目の最終コーナーでファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)がトップに浮上する。クアルタラロはここから15周目までトップをキープ。13周目の段階で2番手のミラーに約1秒半のリードを取っていたが、14周目付近からその差が急激に縮まり、ミラーがトップを奪還する。
クアルタラロはその後、後続に次々に交わされて後退。中盤まで3番手を争っていたフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)とフランコ・モルビデリ(ヤマハ)のバトルをバニャーヤが制して前に出る。また、序盤から6番手をキープしていた中上 貴晶(ホンダ)が、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)を交わして4番手に浮上。ジョアン・ミル(スズキ)もアレイシを交わして5番手に上がる。
トップに立ったミラーは、2番手に約2秒のリードを取って独走。その差をキープしたまま残り周回を走り切り、2016年のオランダGP以来となるMotoGPクラス2勝目を達成した。
バニャーヤとモルビデリの2番手争いは、終盤にバニャーヤが単独2番手となり、そのままチェッカーを受け、ドゥカティがワンツーフィニッシュを達成。開幕からの4戦中3回表彰台を獲得しているバニャーヤが、ランキングトップに浮上した。
モルビデリは3位でゴールし、今シーズン初表彰台を獲得。中上は4番手に浮上した後、後方からミルのプレッシャーを受けながら、モルビデリとの差を縮めて行き、最後はミルを振り切って、モルビデリに0.690秒差の4位でゴール。ミルが5位、アレイシ・エスパルガロが6位に入賞した。
7位にマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、8位にヨハン・ザルコ(ドゥカティ)、9位にマルク・マルケス(ホンダ)、10位にポル・エスパルガロ(ホンダ)の順で入賞。
ミゲール・オリベイラ(KTM)は11位、ワイルドカード参戦のステファン・ブラドル(ホンダ)は12位入賞。クアルタラロは13位まで後退してチェッカーを受けた。ダニロ・ペトルッチ(KTM)が14位、イケル・レクオナ(KTM)が15位に入賞。
ルカ・マリーニ(ドゥカティ)は16位、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は17位、ティト・ラバット(ドゥカティ)は18位、ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)は19位でチェッカーを受けた。
アレックス・リンス(スズキ)は3周目の6コーナーで転倒リタイア。ブラッド・ビンダー(KTM)は2周目の2コーナー、12周目の13コーナーと二度転倒しリタイア。エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)は10周目の2コーナーで転倒リタイア。アレックス・マルケス(ホンダ)は1周目の8コーナーで転倒リタイアに終わった。
MotoGP第4戦スペインGP MotoGPクラス決勝結果
1 ジャック・ミラー(ドゥカティ)
2 フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)
3 フランコ・モルビデリ(ヤマハ)
4 中上 貴晶(ホンダ)
5 ジョアン・ミル(スズキ)
6 アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)
7 マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)
8 ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)
9 マルク・マルケス(ホンダ)
10 ポル・エスパルガロ(ホンダ)
11 ミゲール・オリベイラ(KTM)
12 ステファン・ブラドル(ホンダ)
13 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
14 ダニロ・ペトルッチ(KTM)
15 イケル・レクオナ(KTM)
16 ルカ・マリーニ(ドゥカティ)
17 バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
18 ティト・ラバット(ドゥカティ)
19 ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)
20 アレックス・リンス(スズキ)
R ブラッド・ビンダー(KTM)
R エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)
R アレックス・マルケス(ホンダ)
こんな記事も読まれています