全日本RR第1戦もてぎ【ST600決勝】小山知良が新型CBRで貫禄V
2021/04/04
左から、ST600クラス2位の埜口、優勝した小山、3位の國峰
全日本開幕戦もてぎのST600クラスは小山知良(日本郵便HondaDream TP)が優勝した。
スタートと同時に心配された雨粒が落ちてきた。そんな中で好スタートを切ってホールショットを奪ったのは小山。オープニングラップは小山、國峰啄磨(TOHO Racing)、横山尚太(ガレージL8 Racing Team・YAMAHA)、埜口遥希(MuSASHi RT HARC-PRO.)、荒川晃大(MOTOBUM HONDA)らが続き、9台が一列で周回を重ねる。後方では3台の多重クラッシュが発生。激しいオープニングラップになる。
徐々に小山、國峰、横山、埜口のトップ4台が抜け出す。國峰と横山は順位を入れ替えながら激しい2位争いを展開。これを尻目に小山が逃げにかかる。
10周目。國峰がラインを大きく外し、小山、横山、埜口、國峰の順に替わる。小山はなかなか逃げ切ることができない。
11周目。今度は埜口が横山を捕らえて2番手浮上。必死に小山を追う。
14周目。セカンド集団をリードしていた菅原陸(保険職人 GBSレーシング YAMAHA)が転倒。
同じく14周目。埜口が小山の前に出た。すぐに小山が首位奪取。トップ争いの激化で遅れを取っていた國峰が横山の前に出ると、前2台を猛追。
ファイナルラップ。小山がスパートをかけて埜口を突き放す。埜口も精一杯アクセルを開けるが、その差は縮まらない。そしてそのまま小山が開幕戦を制し、埜口は全日本初表彰台を2位で飾り、國峰は3位でフィニッシュした。
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